中小企業におすすめの法人ビジネスカード5選
中小企業向けの法人ビジネスカードを選ぶ際は、追加カードの発行や年会費、特典内容をチェックすることが重要です。
こちらでは、中小企業におすすめの法人ビジネスカード5選を紹介します。
UPSIDER

UPSIDERは、スタートアップや中小企業を対象とした法人カードで、高い利用限度額や柔軟な管理機能が特徴です。
審査がスピーディで、事業の成長を支える決済手段として導入する企業が増えています。
特徴 | ・高い利用限度額 ・直観的に操作できる管理機能 ・利用枠は審査によって決まる |
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年会費 | 無料 |
追加カード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0%〜 |
申込条件 | 法人 |
発行スピード | 最短即日 |
利用限度額 | 最大10億円 |
提携ブランド | Visa(Visaタッチ決済対応) |
ETCカード発行 | × |
支払日 | 口座振替: 月末締め、翌月20日払い 銀行振込: 月末締め、翌月15日払い |
UPSIDERの最大のメリットは、高い利用限度額です。
最大限度額10億円という高額な利用枠が設定できるため、大きな支払いにも対応できます。
証憑書類のアップロードは専用アプリで撮影するだけで行えて、電子帳簿との連携にも対応しています。
ただし、スタートアップ向けとはいえ加入時には一定の審査基準があり、すべての企業が必ずしも利用できるわけではありません。
審査結果に応じて利用限度額が設定されるため、最大借入額を目的に加入する場合には注意しましょう。
UPSIDERは、成長フェーズにある中小企業にとって、資金繰りの強化や業務効率化を実現できる法人カードです。
特に、高い利用限度額と管理機能を重視する企業におすすめの1枚といえます。
運営会社 | 株式会社 UPSIDER |
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所在地 | 東京都港区六本木 7-15-7 |
設立日 | 2018年5月 |
代表者 | 宮城 徹 水野 智規 |
上場の有無 | 東証スタンダード市場 |
バクラクビジネスカード

バクラクビジネスカードは、経費精算の効率化を目的に設計された法人カードです。
特に、クラウド経費管理ツール「バクラク」との連携が強みで、経理業務の自動化やペーパーレス化を実現できます。
特徴 | ・経費管理の自動化 ・与信審査なしで利用できるオプションプランあり ・リアルカードの発行に手数料が必要 |
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年会費 | 無料 |
追加カード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0%または1.5% |
申込条件 | 法人 |
発行スピード | 最短当日~3営業日以内 |
利用限度額 | 審査により決定(5億円以上の実績あり) |
提携ブランド | Visa |
ETCカード発行 | × |
支払日 | 口座振替: 毎月8営業日目または毎月20日払い 銀行振込: 毎月15日払い |
法人カードとしての利便性だけでなく、会計ソフトとの連携で経費管理の手間を大幅に削減できる点がメリットといえるでしょう。
バーチャルカードの発行は無料で、枚数制限もないため、従業員や用途ごとの管理に便利です。
注意点としては、他の法人カードと異なり、ポイント還元の仕組みがありません。
その代わり最大1.5%のキャッシュパック制度を採用しています。
また、審査には既存の法人口座が必要になります。
バクラクビジネスカードは、日々の経理業務の負担を減らし、コストを抑えたい企業におすすめの1枚です。
運営会社 | 株式会社LayerX |
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所在地 | 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア 5階 |
設立日 | 2018年8月1日 |
代表者 | 代表取締役CEO 福島良典 代表取締役CTO 松本勇気 |
上場の有無 | 非上場 |
apollostation PLATINUM BUSINESS

apollostation PLATINUM BUSINESSは、出光興産が提供する法人・個人事業主向けのハイグレードなビジネスカードです。
特徴 | ・ガソリン・軽油の優待割引 ・空港ラウンジの利用特典 ・年会費が高額 |
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年会費 | 22,000円(税込) |
追加カード年会費 | 3,300円(税込) |
ポイント還元率 | 0.8% |
申込条件 | 法人、個人事業主(未成年を除く) |
発行スピード | 最短3営業日 |
利用限度額 | 審査により決定 |
提携ブランド | Visa、AMEX |
ETCカード発行 | 〇 |
支払日 | 口座振替:毎月7日払い |
通常のapollostation BUSINESSカードと比較して、より手厚い特典やサービスが付帯しており、車両を多く使用する企業に加え、ビジネスの幅広いシーンで活用できる一枚となっています。
例えば、出光SSでの燃料費が通常のビジネスカードよりもさらに割引される、出光興産のロードサービス付帯といった特典が利用できます。
車両を多用する企業には最適な法人カードですが、それ以外の業種では特典の恩恵を受けにくいでしょう。
apollostation PLATINUM BUSINESSは、社用車の利用が多く、ビジネスの利便性を向上させたい企業におすすめの1枚です。
運営会社 | 出光クレジット株式会社 |
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所在地 | 東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア18階 |
設立日 | 1986年4月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 二ノ倉 努 |
上場の有無 | 非上場 |
JCB法人カード

JCB法人カードは、日本国内での利用に強みを持つ法人向けクレジットカードで、一般・ゴールド・プラチナの3種類が用意されています。
事業規模やニーズに応じてカードを選べるため、幅広い中小企業・個人事業主に適しています。
特徴 | ・日本国内での利用に強い ・Oki Dokiポイントが貯まる ・プラチナカードの年会費が高め |
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年会費 | 一般:1,375円(税込) ゴールド:11,000円(税込) プラチナ:33,000円(税込) |
追加カード年会費 | 一般:1,375円(税込) ゴールド:3,300円(税込) プラチナ:6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 1% |
申込条件 | 法人、個人事業主(未成年を除く) |
発行スピード | 最短即日 |
利用限度額 | 一般カード:100万円まで ゴールドカード:250万円まで プラチナカード:審査により決定 |
提携ブランド | JCB |
ETCカード発行 | 〇 |
支払日 | 毎月15日締め、翌月10日払い |
ゴールド以上には海外・国内旅行保険やショッピング保険が付帯しているため、出張の多い企業に向いています。
プラチナカードにはコンシェルジュサービスや特別優待などの特典が充実していますが、年会費が高いためコストを考慮する必要があります。
また、JCBは海外での利用可能店舗がVisaやMastercardに比べて少ない傾向があります。
海外利用がメインの場合は、利用を制限される可能性があるでしょう。
JCB法人カードは、国内での利用が多い企業や、ポイント還元を活用して経費削減を目指す事業者におすすめです。
運営会社 | 株式会社ジェーシービー |
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所在地 | 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア |
設立日 | 1961年1月25日 |
代表者 | 代表取締役 兼 執行役員社長 二重 孝好 |
上場の有無 | 非上場 |
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、中小企業経営者や個人事業主向けの法人カードです。
特徴 | ・Vポイントが貯まる ・利用額に応じで翌年会費が無料に ・ラウンジ利用の特典あり |
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年会費 | 通常5,500円(税込) 年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料 |
追加カード年会費 | 無料(19枚まで発行可能) |
ポイント還元率 | 最大1.5% |
申込条件 | 法人、個人事業主(未成年を除く) |
発行スピード | 最短3営業日 |
利用限度額 | 最大500万円 |
提携ブランド | Visa、Mastercard |
ETCカード発行 | 〇 |
支払日 | 15日締め、翌月10日払い 月末締め、翌月26日払い |
年間100万円以上の利用で翌年の年会費が無料になる特典があります。
さらに、追加カードも無料で発行可能なため、社員の経費管理を効率化できます。
ただし、100万円以上の利用額がないと年会費が発生するため、経費利用が少ない事業者にとってメリットは少ないでしょう。
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドを導入する際には、年間の利用額を見極めた上で検討することをおすすめします。
空港ラウンジを利用する機会が多い経営者・個人事業主や、経費利用が多い事業者にとっては、コストパフォーマンスの高い法人カードといえるでしょう。
運営会社 | 三井住友カード株式会社 |
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所在地 | 東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル |
設立日 | 1967年12月26日 |
代表者 | 大西 幸彦 |
上場の有無 | 東証プライム市場 名証プレミア市場 ニューヨーク証券取引所 |
個人事業主におすすめの法人ビジネスカード5選
法人向けカードの中には、設立年数や売上高の条件が厳しく、個人事業主では申し込めないものもあります。
こちらでは、個人事業主でも申し込みやすく、ビジネスに役立つ法人カードを5つ紹介します。
JCB CARD Biz

JCB CARD Bizは、個人事業主向けの法人カードで、一般・ゴールド・プラチナの3種類が用意されています。
事業用の決済を一本化できるだけでなく、JCBならではのポイントプログラムや付帯保険などの特典が魅力です。
特徴 | ・日本国内での利用に強い ・分割払い・リボ払いにも対応 ・一般カードの特典はシンプル |
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年会費 | 一般:1,375円(税込) ゴールド:11,000円(税込) プラチナ:33,000円(税込) (一般・ゴールドは初年度無料) |
追加カード年会費 | 一般:無料 ゴールド:無料または1,100円(税込) プラチナ:無料または3,300円(税込) |
ポイント還元率 | 1% |
申込条件 | 法人、個人事業主(未成年を除く) |
発行スピード | 最短即日 |
利用限度額 | 一般:10~500万円 ゴールド:50~500万円 プラチナ:150万円~ |
提携ブランド | JCB |
ETCカード発行 | 〇 |
支払日 | 毎月15日締め、翌月10日払い |
法人登記なしで申し込めるため、開業したばかりの事業主にも適しています。
出張が多く、旅行傷害保険やショッピング保険などの付帯保険が欲しい場合には、ゴールド以上を選ぶのがおすすめです。
ただし、JCBカードは海外利用可能店舗が他の国際ブランドより少ないため、国内出張が多い事業者向きといえるでしょう。
JCB CARD Bizは、特に国内での利用が多い事業主や、ポイント還元を活用したい人に最適な法人カードです。
運営会社 | 株式会社ジェーシービー |
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所在地 | 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア |
設立日 | 1961年1月25日 |
代表者 | 代表取締役 兼 執行役員社長 二重 孝好 |
上場の有無 | 非上場 |
マネーフォワードビジネスカード

マネーフォワードビジネスカードは、経理業務の効率化を重視した法人カードで、個人事業主にも対応しています。
マネーフォワードの会計ソフトとの連携が強みで、経費管理をスムーズに行える点が魅力です。
特徴 | ・会計ソフトとの自動連携 ・最新の法令に対応し経費業務を効率化 ・付帯保険が少なめ |
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年会費 | 無料 |
追加カード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1~3% |
申込条件 | 法人、個人事業主(未成年を除く) |
発行スピード | 最短即日 |
利用限度額 | 1億円 |
提携ブランド | Visa |
ETCカード発行 | × |
支払日 | 月末締め、翌月20日払い |
マネーフォワードビジネスカードのポイント還元率は1~3%と高めに設定されているため、効率よくポイントを貯められます。
貯めたポイントを仕入れ決済に使用することで、実質手数料が無料になり、経費削減に活用できます。
注意点は、一般的な法人カードに比べて旅行保険やショッピング保険が限定的なこと。
付帯保険を目的にする場合には、特典内容をチェックして比較検討するとよいでしょう。
マネーフォワードクラウドを利用している場合は、経理負担を大幅に軽減できる点が大きなメリットとなるため、会計業務を効率化したい個人事業主に最適な1枚です。
運営会社 | マネーフォワードケッサイ株式会社 |
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所在地 | 東京都港区芝浦三丁目1番 21 号 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21 階 |
設立日 | 2017年3月 |
代表者 | 代表取締役 CEO 冨山 直道 |
上場の有無 | 非上場 |
Airカード

Airカードは、リクルートが提供する法人・個人事業主向けのビジネスカードで、充実した特典が揃っています。
特に、リクルートが展開するサービスとの親和性が高く、飲食店や小売業、サービス業を営む個人事業主にとって使いやすい1枚です。
特徴 | ・リクルートポイントが貯まる ・リクルートサービスの利用でポイント還元率UP ・旅行保険の付帯がない |
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年会費 | 5,500円(税込) 初年度無料 |
追加カード年会費 | 3,300円(税込) |
ポイント還元率 | 1.5% |
申込条件 | 法人、個人事業主(未成年を除く) |
発行スピード | 約3週間前後 |
利用限度額 | 10~500万円 |
提携ブランド | JCB |
ETCカード発行 | 〇 |
支払日 | 毎月15日締め、翌月10日払い |
ポイント還元率は1.5%ですが、じゃらんやホットペッパーグルメなどのリクルート関連の支払いでさらにポイント還元率をアップできます。
貯まったポイントは、リクルートサービスでの利用や、dポイント、Pontaポイントへの交換が可能です。
Airカードにはビジネスカードとしては珍しく、海外・国内旅行保険が付帯しないため、出張の多い事業者にはデメリットといえるでしょう。
Airカードは、特にリクルートのサービスを活用することが多く、経費の管理やポイント還元を重視する人におすすめです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
設立日 | 2012年 10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 牛田 圭一 |
上場の有無 | 東証プライム市場(リクルートホールディングス) |
セゾン・ビジネス・アメックス

セゾン・ビジネス・アメックスは、個人事業主や中小企業向けに提供されている法人カードです。
特徴 | ・利用限度額が高め ・永久不滅ポイントが貯まる ・国内加盟店がやや少ない |
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年会費 | コバルト:無料 プラチナ:22,000円(税込) |
追加カード年会費 | コバルト:無料 プラチナ:3,300円(税込) |
ポイント還元率 | 1% |
申込条件 | 法人、個人事業主(未成年を除く) |
発行スピード | 最短3営業日 |
利用限度額 | 最大950万円 |
提携ブランド | AMEX |
ETCカード発行 | 〇 |
支払日 | 毎月10日締め、翌月4日払い |
AMEXブランドならではのビジネス特典や優待が充実しており、「コバルト」と「プラチナ」の2種類があります。
- コバルト:年会費無料で、経費管理の効率化やビジネス向けの特典が充実
- プラチナ:年会費は高め、空港ラウンジ、コンシェルジュサービス、旅行保険などの手厚い特典
ビジネスの規模やニーズに応じて、最適なカードを選べるのが大きなメリットです。
ただし、AMEXは国内加盟店が他のブランドより少ないため、すべての支払いで使える万能カードとはいえないでしょう。
セゾン・ビジネス・アメックスは、年会費無料のカードを求める人や、海外利用の多い事業者におすすめの1枚です。
運営会社 | 株式会社クレディセゾン |
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所在地 | 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・52F |
設立日 | 1951年5月1日 |
代表者 | 代表取締役会長CEO 林野 宏 代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己 |
上場の有無 | 東証プライム市場 |
三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズは、個人事業主や中小企業経営者向けの法人カードです。
年会費無料で利用でき、経費管理を効率化しながらポイント還元も受けられる点が魅力です。
特徴 | ・年会費永年無料 ・Vポイントが貯まる ・ゴールドと比べて付帯保険が少なめ |
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年会費 | 無料 |
追加カード年会費 | 無料(18枚まで発行可能) |
ポイント還元率 | 最大1.5% |
申込条件 | 法人、個人事業主(未成年を除く) |
発行スピード | 最短3営業日 |
利用限度額 | 最大500万円 |
提携ブランド | Visa、Mastercard |
ETCカード発行 | 〇 |
支払日 | 15日締め、翌月10日払い 月末締め、翌月26日払い |
Visa・Mastercardブランドに対応しており、国内外で幅広く利用できます。
コストをかけずに法人カードを導入できるのは大きなメリットで、経理業務の負担を軽減したい事業者にも適しています。
一方で、ゴールドカードと比べると旅行保険やショッピング保険が控えめなため、付帯保険を重視する人には物足りなく感じるかもしれません。
三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費無料で法人カードを持ちたい個人事業主や、中小企業経営者におすすめの1枚です。
運営会社 | 三井住友カード株式会社 |
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所在地 | 東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル |
設立日 | 1967年12月26日 |
代表者 | 大西 幸彦 |
上場の有無 | 東証プライム市場 名証プレミア市場 ニューヨーク証券取引所 |
法人カード・ビジネスカードとは
法人カード・ビジネスカードは、企業や個人事業主が事業用の支払いを効率化するためのクレジットカードです。
経費の管理を簡単にし、キャッシュフローを改善させるだけでなく、カードによってはポイント還元や付帯保険などの特典も利用できます。
事業用の支払いと個人の支払いを分けられるため、確定申告や経理処理の負担を軽減できるのも大きなメリットです。
個人カードとの違い
法人カードと個人カードの大きな違いは、利用目的と付帯するサービスにあります。
法人カード | 個人カード | |
---|---|---|
対象者 | 企業・個人事業主 | 個人 |
利用目的 | 事業用の支払い | 個人の買い物や生活費 |
審査基準 | 経営状況や売上 | 個人の信用情報 |
付帯サービス | 経費精算サポート・ビジネス向け特典等 | 旅行保険・ショッピング補償等 |
法人カードは経費管理がしやすく、ビジネスに役立つ特典が充実している点が特徴です。
ガソリンカードとの違い
ガソリンカードは、ガソリン代や高速道路の利用料金を効率よく支払うためのカードで、車両を多く使う事業者に向いています。
法人カード | ガソリンカード | |
---|---|---|
主な用途 | 事業全般の支払い | 燃料費や車両関連の支払い |
ポイント・特典 | ポイント還元・キャッシュバック | ガソリン割引・ロードサービス |
利用範囲 | 事業に関するほぼ全ての支払い | ガソリンスタンドやETC利用 |
車両を頻繁に利用する事業者にはコスト削減につながるガソリンカードが適しています。
一方で、事業の経費管理全般を考えると、法人カードの方が幅広い用途に対応できます。
法人カードは作った方がいい?メリット3選
法人カードには、事業をスムーズに運営するための多くのメリットがあります。
こちらでは、特に重要なメリットを3つ紹介します。
1.経費管理が楽になる
法人カードを使えば、事業用の支払いを一元管理できるため、経理業務の効率が大幅にアップします。
利用明細をデジタル管理できるので、紙の領収書を整理する手間が省けて、確定申告時の経費計算もスムーズです。
追加カードを発行すれば、従業員の立て替え精算の手間も軽減できます。
特に、経理作業の負担を減らしたい個人事業主や中小企業経営者にとって、法人カードを導入するメリットは大きいでしょう。
2.キャッシュフローを改善できる
法人カードを利用すると、支払いのタイミングを調整できるため、キャッシュフローの管理がしやすくなります。
支払いを翌月以降に繰り越せるため、資金繰りに余裕を持たせられます。
さらに、法人カードによってはビジネスローンよりも金利負担が少ないケースもあります。
また、カードの利用限度額内であれば、急な出費にも柔軟に対応できる点も魅力です。
法人カードをうまく活用することで、ビジネスチャンスを広げることもできるでしょう。
3.ポイント・特典を活用できる
法人カードには、経費を支払いながらポイントや特典を受けられるメリットもあります。
カード会社によって、様々なポイント還元やビジネス向けの特典が用意されています。
法人カードで経費を支払い、ポイントを活用して仕入れを行うといったことも可能です。
日常的な経費を法人カードで支払うことで、コスト削減や事業の効率化につながります。
法人カードはいらない?デメリット・注意点
法人カードには多くのメリットがありますが、一方でデメリットや注意すべき点も存在します。
こちらでは、特に気をつけたいポイントを2つ紹介します。
1.審査に通らない場合がある
法人カードは、個人カードと比べて審査が厳しい場合があります。
特に創業間もない個人事業主や、設立したばかりの法人は、審査に通りにくいことも。
カードによっては、売上実績や事業計画の提出が必要になることもあるため、事前に条件をしっかり確認することが大切です。
2.基本的に分割やリボ払いはできない
法人カードは、基本的に一括払い専用のものが多く、個人カードのようなリボ払いや分割払いができないケースがあります。
そのため、資金繰りを考えずに使うと、支払いが厳しくなる可能性があります。
しかし、一括払いには余計な利息がかからないというメリットもあるので、計画的に使うことを意識しましょう。
法人カードの選び方
法人カードを選ぶ際には、事業の用途や目的に応じて選ぶことが大切です。
こちらでは、重要なポイントを3つ紹介します。
1.年会費とコストのバランス
法人カードには、年会費無料のものから、高額なプラチナカードまでさまざまな種類があります。
年会費がかかるカードは特典や保険が充実していることが多いですが、使わない特典にお金をかけるのはもったいないでしょう。
コストを抑えたいなら年会費無料のカード、手厚いサービスを求めるならゴールドやプラチナカードなど、事業規模や用途に合わせて選ぶことが重要です。
2.ポイント還元の有無
法人カードによっては、利用額に応じてポイントが貯まったり、キャッシュバックを受けられたりするものがあります。
特に経費決済が多い事業者にとって、ポイントやキャッシュバックは大きな節約につながるため、チェックしておきたいポイントです。
3.付帯サービス・特典の内容
法人カードには、経費管理ツールの提供、ビジネスサポート、空港ラウンジの無料利用など、さまざまな特典があります。
特に経理業務の効率化を考えているなら、会計ソフトと連携できるカードがおすすめです。
また、海外出張が多い場合は、旅行保険や海外サポートが充実したカードを選ぶなど、自分の事業に役立つ特典があるかどうかを見極めましょう。
法人カードの審査で見られるポイント
法人カードの審査では、事業の信用力や返済能力が重視されます。
主なポイントを3つ紹介します。
1.事業の実績・売上状況
法人カードの審査では、事業の継続性や売上の安定性をチェックされます。
そのため、新規事業者よりも、運営実績がある企業や個人事業主のほうが審査に通りやすい傾向にあります。
決算書や確定申告書の提出を求められる場合もあるため、売上や利益の状況を示せる資料を用意しておくとスムーズです。
2.代表者・法人の信用情報
法人カードの審査では、法人自体の信用情報に加え、代表者個人の信用情報もチェックされることがあります。
個人向けクレジットカードの利用履歴や滞納履歴が影響することもあるため、過去の支払い遅延や未納がないか事前に確認しておきましょう。
特に、法人としての実績が浅い場合は、代表者の個人信用情報が審査のカギとなることがあります。
3.他の借入・負債の状況
法人や代表者がすでに多額の借入を抱えている場合、審査が厳しくなることがあります。
例えば、銀行からの融資やリース契約が多いと、返済負担が重いと判断され、審査が通らない可能性があります。
新規で法人カードを申し込む前に、不要な借入を整理したり、返済状況を見直したりしておくことが大切です。
法人カードに関連する質問
法人カードに関連する質問を紹介します。