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積水ハウスの注文住宅の評判は?最新の坪単価や特徴を知って後悔を防ごう

目次

積水ハウスとは

業界でも有数の着工棟数を誇る大手ハウスメーカー「積水ハウス」。

研究開発から設計施工まで一貫して行う「自社一貫体制」を採用しており、確かな技術力と施工力に定評があります。

その分、建築費用は高額ですが、価格に見合った性能と住み心地を実現しています。

木造住宅「シャーウッド」や鉄骨住宅「ビエナ」などの住宅シリーズは有名で、CMや広告で目にしたことがある人も多いでしょう。

積水ハウスは、名前が似ている「セキスイハイム」と間違われることがありますが、両社は完全に別会社です。

積水ハウスは1960年に積水化学工業から独立した企業であるのに対し、セキスイハイムは積水化学工業の住宅部門の名称という違いがあります。

会社名積水ハウス株式会社
所在地大阪市北区大淀中一丁目1番88号
梅田スカイビル タワーイースト
設立日1960年8月1日
資本金203,300,813,622円(2025年6月4日時点)

積水ハウスとセキスイハイムの違い

積水ハウスとセキスイハイムは名前が似ていますが、両者は別の会社です。

どちらも母体は積水化学工業株式会社。

1960年にそこから積水ハウス産業株式会社が独立し、その後、積水ハウス株式会社に社名変更しました。

セキスイハイムは、積水ハウスが独立して約10年後に積水化学工業が展開する住宅事業ブランドとして誕生しました。

名前は似ていますが、工法や方針が違うので詳しく紹介します。

セキスイハイム積水ハウス
・ユニット工法(工場生産)
・品質均一・短工期
・地域ごとにグループ会社
・鉄骨・木質系ユニット住宅
・現場施工(自由設計)
・デザイン自由・提案力
・全国統一ブランド
・木造・鉄骨造住宅

セキスイハイムはユニット工法による工場生産を強みとし、品質の均一化や短工期を実現。
一方、積水ハウスは現場施工による自由設計を重視し、デザインや間取りの提案力に優れています。

また、セキスイハイムは地域ごとに独立したグループ会社体制で地域密着型サービスを展開し、積水ハウスは全国統一ブランドとして一体運営されています。

積水ハウスの評判・口コミ

積水ハウスは全国的に知名度の高い、人気のハウスメーカーです。

どのような部分が評価されているのか、気になる評判を調べてみました。

良い評判には、設計力や企業力、アフターサポートなどを評価する口コミが多く、悪い口コミには、建築費用の高さをあげているものが多くありました。

それぞれ詳しく紹介します。

ポジティブな評判

まずは、積水ハウスに寄せられた良い評判です。

積水ハウスの企業力に感動した。
奈良と京都の県境に家の構造や材質、モデルハウスなど全てを見て聞いて体感できる施設がある。
そこに行くとツアー形式で分かりやすく他社との差別化された部分やこだわり、そして耐震や防音の性能の紹介が、導線として完璧に設計されていた。
先輩社員に後輩が→

引用:@a_k_a_oklkuのポスト

積水ハウスには、大手ハウスメーカーならではの企業力の高さがあります。

維持管理費を削減するためにモデルハウスを設けないハウスメーカーも増えていますが、積水ハウスには自社の体験施設があり、耐震や防音性能について詳しく知ることができます。

また、全国規模のハウスメーカーならではの利便性も魅力です。

多くの住宅展示場でモデルハウスを見ることができ、どこに住んでいても利用しやすい点も強みのひとつといえるでしょう。

今日は積水ハウスのアフターにきていだきました。
・照明点かない
・ドアがうまく閉まらない
・外構のシミ
・引き出しのうまく動かない感じ
どれも補償内で対応するとのこと。
ドアはすぐ直りました!

引用:@omamepapa2020のポスト

アフターサポートの手厚さも積水ハウスが支持される理由です。

ハイグレード帯のハウスメーカーは保証が充実している傾向がありますが、積水ハウスも例外ではありません。

毎日使用するドアや引き出しなどは、不具合が生じやすく、修繕費もかさみます。

保証内で対応してもらえる範囲が広ければ、安心して住むことができるでしょう。

ネガティブな評判

続いて、積水ハウスに寄せられた悪い評判もみていきましょう。

建売住宅と比べて、注文住宅の坪単価は高めに設定されています。

さらに、注文住宅を扱うハウスメーカーの中でも、積水ハウスの平均坪単価はトップクラスに高額です。

値段相応の品質やデザイン性の高さを求める人には良いですが、住宅に求める条件によってはオーバースペックになることも。

積水ハウスに特別なこだわりがない場合には、投稿主のように複数社を検討するとよいでしょう。

久しぶりにあった先輩が積水ハウスの鉄骨で家を建てらしい。開口一番、鉄骨は寒いと言っていた。一条も検討していたらしいが、どうしても意匠的に納得出来なかったらしい。まあ、私の2倍ぐらい稼いでいるだろうから、エアコン、床暖ガンガンつけてください笑

私の家に招待するのが楽しみだ😏

引用:@JoyApartOwnerのポスト

積水ハウスでは鉄骨造の注文住宅も手掛けています。

木造の家と比較すると、通気性や断熱性が低く、熱の伝導率が高い特徴があり、夏は暑く、冬は寒くなりがちです。

標準仕様以上の断熱性能を求める場合には、オプションの検討も必要になるしょう。

積水ハウスの坪単価

積水ハウスの坪単価は、当サイト調べで63.7万~120万円です。

注文住宅の平均坪単価は70万~90万円とされているので、積水ハウスの坪単価は平均からやや高めに位置します。

積水ハウスは品質や間取りにこだわりたい方向けの、ハイグレード帯のハウスメーカーといえるでしょう。

続いて、注文住宅を扱う競合メーカーの坪単価と比較してみます。

積水ハウス63.7~120万円(当サイト調べ)
※SUUMOに参考価格記載なし
アキュラホーム41~69万円(当サイト調べ)
55~85万円(SUUMOより引用)
旭化成ホームズ
(へーベルハウス)
70.5~122.7万円(当サイト調べ)
80~130万円(SUUMOより引用)

「アキュラホーム」は手頃な価格で注文住宅を建てられる、と人気のハウスメーカーです。

いわゆる「ローコスト帯」のハウスメーカーであり、20代の若いファミリー層が多く利用しています。

注文住宅に求める品質やデザインによっては、コスパに優れるアキュラホームを検討する価値はあるでしょう。

積水ハウスと同程度の坪単価の「旭化成ホームズ(へーベルハウス)」も、注文住宅を提供する大手ハウスメーカーです。

耐久性が高く、品質重視の家づくりに定評があります。

構法やデザイン、標準設備はメーカーごとに特色があるので、慎重に比較して理想にあうハウスメーカーを選びましょう。

積水ハウスのメリット

強み・デメリット

積水ハウスのメリットを3つ紹介します。

1.高い提案力

積水ハウスの魅力のひとつが、提案力の高さです。

積水ハウスには、「チーフアーキテクト」と呼ばれる設計士が在籍しており、顧客の要望を適切に聞き取り実現してくれます。

口コミでも、数社を比較した中で間取りの提案が最も良かったという声が多く、高く評価されています。

自由度の高い注文住宅だからこそ、理想的な間取りを提案できる設計士に依頼できるのは、大きなメリットといえるでしょう。

2.耐震性能が高い

積水ハウスでは、独自に開発したシステム「シーカス」を採用。

地震の揺れを吸収し、耐震性に優れた家づくりを行っています。

さらに、基礎や構造躯体にも高い強度を誇る独自構法を取り入れています。

そのおかげで、阪神大震災や東日本大震災でも全壊した建物はありませんでした。

3.オリジナル外壁「ダインコンクリート」

積水ハウスの代名詞ともいえる「ダインコンクリート」は、シェルターのように高い機能を備えたオリジナル外壁です。

鉄骨造の住宅で選ぶことができ、耐火性・耐久性・耐熱性に優れています。

建築後十数年経っても劣化が少なく、長期にわたって新築のような外観が保てるのが、ダインコンクリートの特徴です。

初期費用はかかりますが、メンテナンス費用を抑えられるため、多くの人に選ばれています。

積水ハウスのデメリット

注意点・デメリット

積水ハウスは高品質で暮らしやすい注文住宅を提供するハウスメーカーですが、知っておきたいデメリットもあります。

1.建築費が高額

積水ハウスの坪単価は相場よりも高めに設定されており、価格の高さがネックになることがあります。

以下のようにこだわりの家づくりを行っているため、人によっては必要ないと感じるポイントもあるでしょう。

  • 60階建てのビルと同等の強度設計
  • 100年暮らせる高強度・高耐久の設備
  • 災害に強い独自の基礎・構法を開発

積水ハウスの高品質な家は魅力的ですが、マイホームにどれだけお金をかけるかは個人の考え方やライフスタイルによります。

複数のハウスメーカーを比較しながら、自分たちに合ったハウスメーカーを選ぶようにしましょう。

2.外観が似てしまいがち

メリットの項で述べたように、鉄骨造の積水ハウスを建てた多くの施主が、「ダインコンクリート」の外壁を選択しています。

しかし、ダインコンクリートは色や種類のバリエーションが少ないため、近隣に積水ハウスの住宅があると外観が似てしまう、というデメリットも存在します。

人とかぶらない個性的な外観を求める人は、ダインコンクリートを諦めるという選択肢も考えておくべきかもしれません。

積水ハウスはこんな人におすすめ

どんな人におすすめ?

積水ハウスは、以下のような人におすすめのハウスメーカーです。

  • 自分だけの理想の住まいを実現したい人
  • 品質やデザインの高い住宅を求める人
  • 耐久性や耐震性に優れた家を求める人
  • 長期保証のある家で暮らしたい人

積水ハウスの注文住宅は、施主一人一人に合わせた「邸別設計」が基本です。

経験豊富な設計士が理想の住まいを形にしてくれるので、間取りやデザインにこだわりたい人に向いています。

さらに、積水ハウスの家は、耐久性や耐震性にも優れています。

地震大国である日本において、もしもの災害への備えは欠かせません。

積水ハウスの家は、家族の安全を第一に考えた構造設計が行われており、災害時にも簡単に倒壊しないように設計されています。

また、積水ハウスは、保証制度が充実しているハウスメーカーです。(保証の詳細はQ&Aの項目へ)

建物の構造や設備に対する保証だけでなく、アフターサービスも万全。

大手ハウスメーカーならではの手厚いサポート体制が整っているため、安心して住み続けられるマイホームを求める人にもおすすめです。

積水ハウスに関連する質問

関連する質問

積水ハウスに関連する質問を紹介します。

標準仕様は?

積水ハウスの注文住宅は、「邸別自由設計」のため、標準仕様は住宅ごとに異なります。

一例として、こちらでは木造住宅「シャーウッド」の標準仕様を紹介します。

スクロールできます
キッチンPanasonic「ラクシーナ」
クリナップ「STEDIA」
バスルーム積水ホームテクノ「バスサルーンエスコート」
洗面所LIXIL「クレヴィ」
Panasonic「ウツクシーズ」
トイレLIXIL「アメージュ」
TOTO「ピュアレスト]
SAJサッシ「超高断熱アルミ樹脂複合サッシ」
Low-Eペアガラス 防犯合わせ複層ガラスサッシ
床材・壁紙朝日ウッドテック
サンゲツ
リリカラ
断熱材ぐるりん断熱
外壁陶版外壁ベルバーン
基礎・構造シャーウッド構法 布基礎
その他太陽光パネル
換気システム「エアキス スタンダード」 

積水ハウスでは、有名メーカーの設備を標準仕様に採用しています。

ただし、注文住宅の場合は、木造か鉄骨造かによって標準仕様も変わるため、打ち合わせ等で確認しておきましょう。

耐震等級は?

積水ハウスの耐震等級は1邸ごとに異なるため、共通の数値は公表されていません。

しかし、積水ハウスの公式カタログに、「阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震において全壊半壊ゼロ」と記載されていることからも分かるように、耐震性や耐久性を重視した家づくりを行っています。

個別の耐震等級については、打ち合わせ等で相談するとよいでしょう。

注文住宅のラインナップは?

積水ハウスの注文住宅は「邸別自由設計」が基本ですが、住宅シリーズの間取りの一部を変更することもできます。

構法別に、以下の3つの住宅シリーズがあります。

シャーウッド

1~3階建ての木造住宅。

一般の構造材より大きい120mm幅の「シャーウッドプレミアム構造材」を使用し、土台からしっかりと家を支えます。

積水ハウスの独自技術により、一般的な木造住宅よりも高強度な住宅になっているのが特徴です。

IS(イズ)

1,2階建ての軽量鉄骨住宅です。

高強度の構造躯体「ダイナミックフレームシステム」を採用。

オリジナルの制震システム「シーカス」を搭載し、地震の揺れによる建物の変形を防ぎ、震災による倒壊被害に備えます。

BIENA(ビエナ)

3,4階建ての重量鉄骨住宅で、通り柱のない自由な設計が可能です。

高さ60m級のビルと同等の構造計算法を使用しているため、一般住宅に求められる以上の高強度を誇ります。

設計の自由度が高いため、ガレージ一体住宅や多世帯住宅、賃貸併用など、趣味やビジネスの場としての活用を考えている人にも最適です。

保証は?

積水ハウスの住宅保証期間は30年です。

基本保証は構造躯体と防水が対象で、10年と20年の点検時に必要とされる無償の保証工事を行うことで継続されます。

さらに、30年以降も有料点検を受ければ、10年ごとに保証期間を延長できる「ユートラスシステム」を採用。

これにより、実質的な永年保証を実現しています。

継続的なアフターメンテナンスで安心感が得られるだけでなく、売却時にも保証付き住宅として買い手が見つかりやすいというメリットもあります。

積水ハウスで建てて後悔しないためには?

積水ハウスで建てて後悔しないためには、住宅に求める条件を明確化することが重要です。

積水ハウスは、高い品質やデザイン性に定評のある人気のハウスメーカーですが、建築費用が高額になる傾向があります。

標準仕様や保証、アフターサービスなどを調べて、予算内で建てられるか、自分たちのライフスタイルに合った設計ができるかどうかを確認することが大切です。

同価格帯の競合他社とも比較検討し、第三者視点のアドバイスがもらえるスーモカウンターで相談したり、ホームズで無料のカタログ一括請求を利用したりして積極的に情報収集しましょう。

安心して家づくりを任せられるハウスメーカーをみつけて、長く住み続けられるマイホームを手に入れてください。

著者

これまで10以上の不動産・金融メディアを手掛けてきたメンバーで構成されています。実際にサービスを利用してみたり、第三者の生の声を調査し、第三者視点で客観的かつ公平な情報発信を心がけています。

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