リアル×テクノロジーの力で不動産投資と資産運用を身近に、スマートに届けるFANTAS technology株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表取締役:國師 康平、以下「当社」) は、中古マンションを買取、リノベーションして再販する新事業を2019年10月より開始したことをお知らせします。

これまで当社の投資用不動産の買取築年数基準は、築15年程度までを対象としていましたが、リノベーションを行うことによって、買取築年数基準を築30年程度まで広げることができます。
また、立地としての価値はありながら築年数が経過しているなどの理由で敬遠されがちな築古物件をバリューアップして再生することによって賃料アップを実現、投資用不動産としての新しい価値を提供することが可能となります。

▲第1号物件(パウゼ松濤)リビング施工後

投資用中古マンションのリノベーション再販事業開始の背景と目的

近年、新築マンションの価格高騰や駅近の用地取得が困難な状況等により、中古住宅の人気が高まり、首都圏では3年連続で中古マンション成約数が新築マンション供給数を上回っております。また、政府の「未来投資戦略2017」において「既存住宅流通・リフォーム市場を中心とした住宅市場の活性化」は重点分野のひとつとされ、2025年に既存住宅流通市場とリフォーム市場を20兆円にする(※1)という目標が掲げられているなか、中古物件の再生が重要視されています。

そのような状況で、当社は、中古マンションを買取、リノベーションして再販する新事業を開始しました。築年数が経過しているなどの理由で敬遠されがちな中古住宅を再生し、供給を増やすとともに立地が良くバリューアップした投資物件を投資家の皆さまに提供してまいります。

※1 首相官邸「未来投資戦略2017具体的施策」(平成29年6月9日)P.78

事業概要

都心3区など、新築マンション供給が少ないエリアにおいて、中古物件にリノベーションを施すことによって投資用不動産としての価値を再生し、投資家の皆さまにご提供します。物件買取時に入居済の場合には、退去のタイミングでリノベーションを行い、入居者が確定した後に販売します。築年数が経過していても、リノベーションを行うことにより提携金融機関による融資可能期間が延長され、不動産投資のメリットであるレバレッジも活用できます。

 

今後の展望

当社は、今月中に第1号物件の販売を完了し、リノベーション再販事業の一連の流れを確立して成長を加速させていきます。今後は、年間100件の中古マンションの再生を目指すとともに、既存住宅流通・リフォーム市場の拡大、活性化に寄与してまいります。また、不動産投資の選択肢を増やし、投資家の皆さまに、不動産投資を身近に感じていただける世界の実現に取り組んでいきます。

 

担当役員&担当者のコメント

▲左:取締役 石原 正徳、右:プランナー 本田 萌

◾️ 取締役 石原 正徳
「リノベーションは2年くらい前から取り組みたいと考えていましたが、人材や時間の確保が難しい中、内装に関わる仕事がしたいと本田から立候補があり、今年の4月より開始しました。やっと、初の物件完成を迎えることができ、嬉しく感じております。通常の投資用物件は、現況のまま販売することが多いのですが、リノベーション物件ではFANTASらしさをプラスし、バリューアップできる点に魅力を感じています。これから販売開始となりますが、無事に最後まで完遂したいと思います。」

◾️プランナー 本田萌
「もともと内装に関わる仕事に興味があり、ちょうど良いタイミングで新規事業に関わることができました。4年ほど賃貸仲介に関わる仕事に携わってきたものの分からないことも多く、周りの方にアドバイスをいただきながら、リノベーションに関わる全てを任せていただきました。物件の買取は本当に大変で、毎日こちらから業者の方と連携をとりながら格闘する日々でしたが、徐々に業者の方からお声がけいただけるようになり、この度、第1号物件のリノベーション完了まで辿りつきました。」

「リノベーションに関しては、初物件ということもあり、一部の方に好まれる内装よりは、多くの方に気に入っていただけるように心掛けました。賃貸での経験を随所に取り入れ、リノベーション完了後、10日間で賃貸の申込みもいただけたので、違いを感じていただける仕上がりになっていると思います。今後はもっと、特徴のあるコンセプトも取り入れていきたいですね。」

 

第1号物件概要

▲リビングを広く見せる工夫の一つとして、リビングと洋室に間仕切りの窓を設置

今回の第1号物件(物件名:パウゼ松濤、所在地:渋谷区富ヶ谷2丁目20-7)は、投資用不動産であるため、賃貸需要を意識したリノベーションを施しております。投資物件として長くご安心いただけるよう配管を全て刷新。設備へのこだわりは女性のほうが高い傾向にあるため、賃貸仲介歴4年の女性社員がこれまで培ったノウハウを結集して、通常の賃貸物件では見られないようなこだわりを随所に散りばめました。

 

リフォームのポイント

①1R→1LDKにすることでベースの賃料UP(約25%)
②投資用物件として長く保有することを前提に配管設備を交換
③シューズスペースを広めにとることで、シューズイン表記が可能

▲間取り図(左:変更前、右:変更後)

④ 部屋が広く見えるように、クロスやフローリングは白を基調とした。
⑤ 遊び心をいれるためアクセントクロスでトーンを変更、天井も若干色味を変えている
⑥ 扉やサッシは、特徴がありつつも落ち着いたカラーを採用
⑦ キッチン→カウンターキッチンに変更

▲玄関口からのイメージ