テクノロジーの力で不動産マーケットに新たな顧客体験を足すFANTAS technology株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:國師 康平、以下「FANTAS technology」)は、国土交通省が空き家対策の課題解決を図る先進的な取り組みを募集する、令和3年度「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に「地域の空き家の可能性見える化プロジェクト」が採択されたことをお知らせいたします。同時に、本プロジェクトに参加する自治体を全国から募集いたします。
日本の空き家数は年々増加傾向にあり、2018年では約849万戸でした。そのうち、用途不明や放置されているとされる「その他の空き家」は約349万戸※1で、今後も増加が予想されます。
空き家が放置され続けると、景観悪化や放火など治安の悪化を招く恐れがあり、空き家問題の解決は急務です。
空き家問題解決のため、各市区町村が空き家の所有者と利用希望者を仲介する制度「空き家バンク」への参加自治体数や成約累計件数は増加傾向にある一方で、修繕や解体にかかる費用や、売却の手間がかかるため利活用に踏み込めない空き家の所有者もいます。
そこで、本プロジェクトでは、空き家の所有者に対して、当社が無償にて空き家の物件調査を行い、所有者へ空き家の資産価値や活用方法の可能性についてレポートで提示し、空き家の流通や利活用を促進します。
なお、空き家の資産価値や活用方法は、これまでの物件調査結果や再生事例、空き家プラットフォーム「FANTAS repro」で蓄積したデータから算出した結果を基に提示します。
地域の空き家の可能性「見える化」プロジェクト概要
取組内容:
① 地域の空き家(土地・建物)の調査(※無償)
判明している空き家(土地・建物)の詳細調査を所有者が希望する全件で実施
② 空き家の資産価値を可視化
売却・賃貸化・リフォームなどの活用方法や資産価値、利活用に伴い発生する費用を算出したレポートを作成し、空き家所有者に提供
③ 空き家売却・活用のサポート
1.地域の不動産事業者と連携した売却活動
2.空き家バンクの活用
3.空き家物件プラットフォーム「FANTAS repro」の活用
4.当社買い取り
④ クラウドファンディング※2の実施(※空き家活用に際して費用が必要であり、かつ条件を満たす場合)
インターネットを通じて資金を募る「クラウドファンディング」を実施し、空き家活用のための資金調達や地域のファン作りにも繋げる
対象地域 :全国の市区町村
プロジェクト参加に関する問い合わせ先 :(mail)repro@fantas-tech.co.jp
FANTAS technology 事業開発グループ「FANTAS repro」事業部 担当:森山
(※1)出典:総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」
(http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf)
(※2) FANTAS funding(会員数 2.7万人、調達総額 約24.7億円、組成案件数 140件(2021年5月末時点))にてファンドを組成し、調達を行います。(https://www.fantas-funding.com)
FANTAS reproについて
空き家・中古戸建て物件の紹介や、入居にあたって必要となるリフォーム費用をシミュレーションできるサービスです。物件ごとの修繕箇所やリフォーム費用などを即時算出し、住まいとして利用するための総費用を見える化します。
空き家等の中古でも安心できる理想の住まいを探したい購入者と、要修繕リスクを低減し、収益性を高めたい空き家・中古戸建て取扱いの不動産会社の双方をサポート。今後は金融機関やリフォーム事業者と連携し、物件探しから購入、リフォームまでを一気通貫で支援する、空き家購入と心豊かな生活実現のためのマッチングプラットフォームを目指しています。
URL: https://fantas-repro.com
FANTAS technologyについて
FANTAS technologyは、他社に先駆けて2015年9月より空き家再生事業を開始し、これまでに150戸超の空き家を自社で再生してきました。2018年10月からは不動産クラウドファンディング「FANTAS funding」(https://www.fantas-funding.com)と組み合わせ、また2021年4月には、これまでの実績や蓄積したノウハウを活かし、空き家流通プラットフォームの提供も開始。空き家問題の根本的解決を目指しています。
■本件に関するお問い合わせ
FANTAS technology株式会社 広報担当:小川
E-mail:pr@fantas-tech.co.jp