退職金なしの会社はやばい?違法性と老後資金を準備する対策を解説

退職金なしの会社はやばい?違法性と老後資金を準備する対策を解説

勤務先に退職金がないと知り、このままだと老後破産するのではないかと不安を抱えていませんか。

周りの同世代はもらえるのに、自分だけ損をしているような気がして焦ってしまいますよね。

実は、退職金制度を設けていない企業は決して珍しくなく、それ自体が違法というわけではありません

実際に、全体の約2割から3割の企業には退職金制度がなく、企業によってはその分を毎月の給与やボーナスに反映しているケースもあります。

この記事では、退職金がない会社で働くメリットやデメリットをはじめ、生涯賃金から損得を見極める客観的な判断基準を解説します。

あわせて、iDeCoや新NISAを活用した自力での資産形成方法や、転職を決断すべき明確なサインについても詳しくお伝えします。

ご自身の状況を冷静に分析し、将来に向けた具体的なアクションを起こすための参考にしてください。

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この記事の監修者
山口祐平のアバター 山口祐平 ファイナンシャルプランナー

宅地建物取引士ファイナンシャルプランナー証券外務員の資格を持つ専門家。
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商品特性の深い理解に基づき、複雑な金融商品や不動産投資に関するニーズに対応し、信頼性の高いコンサルティングを提供。
これまで培ってきた知識と経験をもとに、顧客の資産形成に寄与している。

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目次

退職金なしの会社は違法とは限らない!まず確認すべき制度の有無と支給条件

勤務先に退職金がないと知ったとき、この会社はブラック企業なのではないかと疑ってしまう気持ちはよくわかります。

長年働き続けたあとにまとまったお金が手に入らないとなれば、老後の生活設計に大きな不安を感じるはずです。

実は、法律上すべての企業に退職金制度の設置が義務付けられているわけではありません。

退職金と法律の関係

法律上、すべての企業に退職金制度の設置が義務付けられているわけではありません。

就業規則等に記載がない限り、制度がなくても違法にはならない点が特徴です。

例えば、入社時に渡された雇用契約書や会社の就業規則を隅々まで確認しても、退職金に関する記載が一切見当たらないケースは多々あります。

この記事では、退職金に関する法的な位置づけや、実際に退職金制度がない企業の割合について客観的なデータをもとに解説します。

あわせて、制度自体は存在していても特定の条件を満たさずに支給対象外となってしまう具体的なパターンも紹介します。

ご自身の状況が世間一般と比べてどうなのかを冷静に把握するための材料として役立ててください。

以下では、それぞれの詳細について解説します。

企業が退職金制度を設けていなくても、法律違反にはなりません

労働基準法をはじめとする日本の法律において、企業に対して退職金の支払いを義務付ける規定は存在しないという事実があります。

退職金制度の法的扱い
  • 労働基準法での支払い義務はなし
  • 企業の福利厚生の一環として扱われる
  • 制度未導入でも違法ではない

毎月の基本給や残業代などは労働の対価として確実に支払う義務がある一方で、退職金は企業が独自に設定する福利厚生の一環として扱われます。

つまり、会社側が経営方針や財務状況を考慮して、退職金制度を導入しないと決断すること自体は正当な行為だと言えるでしょう。

例えば、毎月の給与水準を高く設定する代わりに、退職に際してのまとまった支払いをなくすという給与体系を採用している企業も少なくありません。

ただし、就業規則や雇用契約書に退職金を支払う旨が明確に記載されている場合は、法律上の支払い義務が発生します

会社のルールとして明記されているにもかかわらず支払われない場合は違法となるため、注意が必要です。

まずはご自身の勤務先の就業規則や労働条件通知書をしっかりと確認し、退職金に関する取り決めがどうなっているかを把握しましょう。

退職金制度がない企業の割合は約2割から3割を占める

従業員30人以上の企業でも、退職金制度を導入していない企業は一定数存在します。

調査年や企業規模によって差はありますが、全体の約2〜3割が退職金制度なしとされるケースがあります。

厚生労働省が実施している就労条件に関する調査などでも、すべての企業が退職金を用意しているわけではないという実態が浮き彫りになっています。

退職金制度がない企業の特徴全体の約2〜3割を占め、企業規模が小さいほど未導入の割合が高まる傾向があります。

特に、従業員数が少ない中小企業や、設立から間もないベンチャー企業においては、退職金制度が整備されていないケースが目立ちます。

企業規模が大きくなるほど制度の導入率は高まる傾向にありますが、規模が小さくなるにつれて未導入の割合は増加します。

例えば、従業員数が30人未満の小規模な事業所であれば、退職金がないこと自体はごく一般的な労働環境だと言えるでしょう。

退職金がないからといって、直ちにその会社が不当な扱いをしているわけではないという客観的な事実を知ることで、過度な不安を和らげられます。

ご自身の勤務先に退職金がない状態は決して珍しいものではないと認識してください。

世間の実態を冷静に受け止めたうえで、今後の資産形成やキャリアプランを前向きに検討していきましょう。

勤続年数不足や非正規雇用などの理由で支給されないケースがある

会社に退職金制度が存在していても、すべての従業員が無条件で受け取れるわけではありません

退職金の支給には独自のルールが設けられており、一定の勤続年数や特定の雇用形態を満たしていることが条件となるのが一般的です。

退職金が支給されない主なケース
  • 規定の勤続年数を満たしていない
  • パートやアルバイトなどの非正規雇用
  • 支給対象が正社員のみに限定されている

例えば、就業規則で支給条件が勤続3年以上と定められている会社の場合、入社から2年半で自己都合退職をしてしまうと1円も受け取れません。

せっかくの制度も、設定された期間を満たさずに辞めてしまえば無意味になってしまう点には注意が必要です。

また、パートやアルバイト、契約社員として働いている場合も、支給対象を正社員のみに限定する規定によって退職金が支払われないケースが多く見られます。

制度があると思い込んで老後の資金計画を立ててしまうと、退職時に条件を満たしておらずライフプランが大きく崩れる危険性があります。

会社に制度があるという事実だけで安心せず、どのような条件を満たせば支給されるのかを正確に把握しておくべきです。

将来の資金不足に慌てないためにも、ご自身の雇用形態や想定される勤続年数と照らし合わせて、支給対象になるかどうかを早急に確認してください。

退職金なしの会社で働く従業員側のメリットとデメリット

退職金がないと聞くと損をしている気分になりますが、実は従業員側にも独自のメリットが存在します。

目先の収入や働き方の自由度という観点から見ると、必ずしもマイナスばかりではありません。

例えば、若いうちから手取り額が多くなることで、20代から自由にお金を使えるという側面があります。

退職金なしの二面性

若いうちから手取り額が多くなるメリットがある一方で、老後資金を自力で準備するデメリットも存在します。

自身のライフプランに合わせて柔軟に対応できる点が特徴です。

ここからは、退職金がない会社で働く具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。

毎月の給与やボーナスに退職金相当額が上乗せされている場合がある

退職金制度を持たない企業の場合、その分を基本給や賞与に反映しているケースもあります。

企業が将来の退職金として積み立てるべき資金を、現在の給与として先払いする仕組みを採用しているためです。

給与上乗せのメリット
  • 基本給や賞与に直接還元される
  • 若手時代から生活水準を上げやすい
  • 自由に使えるお金が増える

例えば、毎月の給料に数万円が上乗せされていれば、日々の生活費や趣味の充実にあてることができます。

手元に入るお金が増えることで、若手時代から生活水準を上げやすい点は大きな魅力と言えるでしょう。

退職金がない代わりに毎月の収入が高ければ、若いうちから生活を豊かにすることができます。

ご自身の現在の給与明細を確認し、基本給が相場より高く設定されているかチェックしてみてください。

退職金による縛りがないため早期転職のハードルが下がる

将来受け取る退職金に縛られず、自分のタイミングで身軽にキャリアチェンジできる点は大きなメリットです。

一般的に退職金は勤続年数が長いほど金額が跳ね上がるため、途中で辞めると大きく損をする仕組みになっています。

身軽なキャリアチェンジの利点
  • 退職金による引き留めがない
  • より良い条件の会社へ迷わず転職できる
  • 自分のタイミングでキャリアアップ可能

あともう3年我慢すれば退職金が満額もらえるからと、不満を抱えながら働き続ける人も少なくありません。

そうしたしがらみがないため、より良い労働条件の会社が見つかれば迷わず転職に踏み切れます。

ただし、頻繁な転職を繰り返すと生涯賃金が下がるリスクもある点には注意が必要です。

キャリアアップを最優先に考えたい方にとって、退職金がない環境は自由度が高い面もあると言えるでしょう。

一方で、転職時の収入変動や老後資金の準備もあわせて考える必要があることには注意が必要です。

老後資金を自力で計画的に準備しなければならない点はデメリットとなる

退職時にまとまった資金が手に入らないため、現役時代から自力で老後に向けた資産形成を行う必要があります。

公的年金だけでゆとりある老後生活を送ることは難しく、退職金という大きな後ろ盾がないことは事実です。

老後資金の課題

退職金という後ろ盾がないため、現役時代から自力で計画的に資産形成を行う必要があります。

公的年金だけでは不足する分を補う準備が不可欠な点が特徴です。

例えば、65歳で定年を迎えた際に数千万円の貯蓄が手元になければ、生活水準を大きく落とすことになりかねません。

毎月の給与が高い場合でも、手に入った分だけすべて使い切ってしまうと将来的に困窮する恐れがあります。

毎月の給与に上乗せされている退職金相当額をすべて生活費に回してしまうと、老後破産のリスクが高まります。

若いうちから新NISAやiDeCoなどを活用し、少額からでもコツコツと投資や貯蓄を始めましょう。

会社からの死亡弔慰金などの保障が受けられない可能性がある

退職金制度がない会社では、万が一の事態が発生した際の遺族に対する金銭的な保障も薄い傾向にあります。

実際に多くの企業では、退職金規程の中に死亡時の弔慰金見舞金に関する項目がセットで組み込まれています。

不足しがちな保障
  • 死亡時の弔慰金
  • 不慮の事故に対する見舞金
  • 遺族への手厚い一時金

一家の大黒柱が不慮の事故で亡くなった場合、会社からの手厚い一時金が支給されないと残された家族の生活が立ち行かなくなります。

このようなリスクに備えるためには、個人で民間の生命保険に加入して保障を手厚くしておくなどの対策が不可欠です。

ご自身の会社の福利厚生や就業規則を一度見直し、不足している保障は自分で補うように検討してみてください。

※死亡弔慰金は企業によって規定が異なるため、必ずしもすべての退職金なし企業で支給されないわけではありません。

退職金なしでも損しない?生涯賃金と給与上乗せの判断基準

退職金がない状況において、自分が本当に損をしているのかを見極めるためには生涯賃金という視点が欠かせません。

目先の退職金の有無だけで判断するのではなく、働く期間全体で受け取る総額を把握することが重要です。

例えば、毎月の給与が高く設定されていれば、退職金がなくてもトータルの収入は十分に確保できる可能性があります。

生涯賃金での評価

退職金の有無だけでなく、働く期間全体で受け取る総額(生涯賃金)を把握して待遇を評価することが重要です。

給与体系全体を見渡すことで適正な判断ができる点が特徴です。

給与体系全体を見渡すことで、現在の待遇が適正であるかどうかを冷静に判断できるようになるはずです。

以下では、具体的な損得の判断基準や給与体系の見極め方について詳細を解説します。

退職金ありで基本給が低い場合と退職金なしで基本給が高い場合を比較する

退職金の有無だけで損得を決めるのではなく、生涯賃金ベースで両者を比較することが非常に重要です。

企業によっては、将来まとまって支払う予定の退職金を毎月の給与やボーナスに分散させて支給する仕組みを採用しています。

給与体系の比較ポイント退職金あり(基本給が低め)、退職金なし(基本給が高め・前払い)

実際にこのような給与体系の会社では、退職金制度がある企業よりも基本給が高く設定されている傾向があります。

例えば、退職金がなくても毎月の手取りが同業他社より数万円多ければ、最終的な生涯賃金は同等になる計算です。

毎月数万円の余裕があれば、投資や貯蓄に回す資金を捻出できます。

飲み会を少し我慢するだけで、将来への備えを確実に増やせるでしょう。

ただし、目先の給与が高くても生活水準を上げてすべて使い切ってしまえば、老後の資金は手元に残りません。

毎月の手取り額が多いからといって浪費してしまうと、将来的に老後破産のリスクが高まる点には注意が必要です。

自身の給与明細を改めて確認し、生涯賃金という広い視点で現在の収入を評価してみましょう。

毎月の給与に退職金相当額が上乗せされているか相場から計算する

現在の給与水準が適正かどうかを知るためには、業界の平均相場と照らし合わせて計算してみる必要があります。

退職金の前払いとして給与に上乗せされている場合、あなたの基本給は業界平均を明確に上回っているはずです。

上乗せ額の確認手順
  • 業界の平均基本給を調べる
  • 自身の基本給と比較する
  • 差額を退職金の前払い分として計算する

基本給とは各種手当を含まないベースの賃金のことであり、ここを比較することで待遇の土台を把握しやすくなります。

例えば、同業種の平均月給より5万円高ければ、年間60万円が将来への備えとして支給されていると考えられます。

この上乗せ分を毎月しっかりと貯蓄や投資に回すことが重要です。

計画的に資産形成を行えば、老後資金の不安は大きく軽減されるはずです。

毎月の上乗せ分を新NISAなどの非課税制度で長期的に運用すれば、老後資金づくりに役立つ可能性があります。

ただし、投資には元本割れのリスクがあり、将来の運用成果は保証されません。

ここで比較する際は、残業代や通勤手当を含めた総支給額ではなく、基本給単体で計算することが正確な判断のポイントと言えるでしょう。

まずは厚生労働省の統計データなどで業界の平均給与を調べ、自身の基本給に上乗せ分が含まれているか確認してください。

退職金なしで低賃金の場合は待遇面のリスクを慎重に確認する

退職金制度が存在せず、かつ基本給も相場より低い場合は、将来的なリスクが非常に高い状況だと言えます。

企業側が人件費を抑えている可能性があり、従業員への利益還元が十分でないケースも考えられます。

ブラック企業の特徴
  • 退職金なしで基本給も低い
  • 長年勤めても昇給が少ない
  • 利益を社員に還元しない

利益を社員に分配しない方針の企業では、労働環境の改善が見込めない可能性があります。

例えば、長年勤めても昇給が数千円程度しかなく、手取りが20万円台前半で据え置かれているようなケースが該当します。

このような環境で働き続けてしまうと、老後資金はおろか日々の急な出費に対応することさえ難しくなります。

あんなに頑張って働いたのに貯金が全くないという事態に陥らないためにも、早めの状況判断が欠かせません。

低賃金かつ退職金なしの環境に長期間留まることは、あなた自身の生涯賃金を大きく引き下げる要因となります。

現状の待遇に危機感を覚えた場合は、自身の市場価値を再確認し、より待遇の良い環境への転職を真剣に検討してみてください。

退職金なしで老後がやばい不安を解消する年代別アクションプラン

退職金がない状態で老後を迎えることに、強い不安や焦りを感じる方は決して少なくありません。

まとまった資金が手に入らないとなれば、今のうちから自力で計画的な備えを始める必要があります。

実は、資産形成をスタートさせる年齢やタイミングによって、取るべき最適な戦略は大きく変わってきます。

年代に合わせた戦略

年齢によって取れるリスクや最適なアプローチが変わるため、ライフステージに合った資産形成手法を選ぶことが重要です。

焦らず計画的に進める点が特徴です。

例えば、若いうちなら時間を味方につけてリスクを取れますし、年齢を重ねてからであれば確実性を重視したアプローチが求められます。

焦って闇雲に貯蓄を始めるのではなく、ご自身のライフステージに合った適切な手法を選ぶことが重要です。

以下では、年代別に実践すべき具体的なアクションプランを詳しく解説します。

20代は少額から投資を始めて複利効果と投資経験を蓄積する

20代のうちは、少額からでも早い段階で投資を検討することが有効な選択肢の一つと言えるでしょう。

この時期に始める最大の強みは、投資期間を長く確保して資産を大きく育てられる点にあります。

実際に、長期間運用を続けることで複利効果という利益が利益を生んで雪だるま式に資産が増える仕組みを最大限に活かせます。

早く始めるほど毎月の負担額を少なく抑えつつ、目標とする老後資金に到達しやすくなります。

例えば、毎月の飲み会を1回我慢して浮いた5,000円を積み立てるだけでも、数十年後には大きな差となって表れます。

もちろん、最初から大きな金額を投資に回して無理をする必要はまったくありません。

まずは新NISAという、運用で得た利益に税金がかからない国の制度を利用して、少額から投資経験を積むことをおすすめします。

少額の投資であれば、仮に相場が下落して一時的な損失が出たとしても、長期的な運用によって回復を目指しやすくなります。

退職金がないという事実を前向きに捉え、まずは無理のない範囲で積立設定を完了させてください。

30代はライフイベントに備えつつ積立額を増やして資産形成を加速させる

30代を迎えたら、将来の大きな出費に備えながらも、投資に回す金額を段階的に増やしていく時期と言えます。

多くの方にとって、この年代は結婚や住宅購入といったライフイベントが集中しやすいタイミングです。

30代の資産形成ステップ
  • 生活防衛資金を確保する
  • 昇給分を積立投資に上乗せする
  • iDeCoを活用して節税する

そのため、まずは生活防衛資金と呼ばれる病気や失業などのトラブルに備えて確保しておく現金をしっかりと準備する必要があります。

手元の現金が不足した状態で過度な投資を行うと、急な出費に対応できなくなるリスクが高まります。

手元の資金を確保したうえで、昇給などで増えた収入の一部を投資に回して資産形成のスピードを上げていきましょう。

例えば、毎月の給与が2万円アップした場合、その全額を生活水準の向上に使うのではなく、半分の1万円を積立投資に上乗せするイメージです。

増額する際は、iDeCoという掛金が全額所得控除になる私的年金制度の活用もあわせて検討してみてください。

税負担を軽減しながら老後資金を効率よく準備できるため、退職金がない状況をカバーする強力な武器になります。

ご自身のライフプランを見つめ直し、現金と投資の最適なバランスを見つけて実行に移しましょう。

40代は老後資金の目標額を再計算して確実性の高い運用へシフトする

40代に突入した段階で、老後に向けた最終的な目標金額を再計算し、リスクを抑えた運用方針への見直しを検討しましょう。

定年退職までの期間が残り20年程度となるため、これまでの運用成績を振り返りつつ現実的な計画を練り直す必要があります。

40代の運用見直し

老後資金の目標額を再計算し、リスクを抑えた手堅い運用方針へと切り替える時期です。

確実性を重視する点が特徴です。

この年代で過度なリスクを取ってしまうと、万が一暴落が起きた際に資産を回復させるための時間が足りません。

退職金がない焦りから一攫千金を狙ってハイリスクな商品に手を出してしまうと、老後破産を招く恐れがあります。

まずは、ねんきん定期便などで将来もらえる年金見込額を確認し、老後の生活費に対していくら不足するのかを明確に算出しましょう。

例えば、毎月の生活費から年金を差し引いて月5万円の赤字が出るなら、老後30年で約1800万円が必要になるといった具体的な数字を導き出します。

不足額が明確になれば、あとはリスク許容度という自身が経済的および精神的に耐えられる損失の限界ラインに合わせて投資先を見直すだけです。

値動きの激しい株式だけでなく、債券などの比較的穏やかな資産を組み込み、守りを意識したポートフォリオへと移行してください。

退職金という後ろ盾がないからこそ、リスクを抑えやすい資産配分を意識することが大切です。

退職金なしの人が老後資金を自力で準備する具体的な資産形成方法

退職金がない状況で将来の資金を準備するためには、自ら行動を起こして資産を育てていく必要があります。

会社からのまとまった支給が期待できない以上、早い段階から計画的に資金を積み上げる仕組み作りが欠かせません。

資産形成と聞くと難しく感じるかもしれませんが、まずは手元の現金を確保し、その後に税制優遇制度を活用して効率よく増やすという手順を踏むのが基本です。

資産形成の基本ステップ
  • 手元の現金を確保する
  • 税制優遇制度を活用する
  • 長期的な視点でコツコツ継続する

例えば、毎月の給与から一定額を自動的に貯蓄へ回し、余剰資金で非課税の投資枠を使っていくといった無理のないステップが考えられます。

最初から高いリスクを取る必要はなく、ご自身の生活状況に合わせたペースでコツコツと継続することが何よりも大切だと言えるでしょう。

以下では、具体的な資産形成の手法についてそれぞれの詳細を解説します。

計画的な先取り貯金で生活防衛資金を確実に確保する

老後資金を準備するための第一歩は、手元に一定の現金を残す仕組みを強制的に作ることです。

余ったお金を貯めようとするとつい使ってしまいがちですが、給与が入った瞬間に別の口座へ移す先取り貯金なら確実に資金が貯まります。

先取り貯金のコツ
  • 給与振込口座から自動振替を設定する
  • 生活費の半年分を目安に貯める
  • 生活防衛資金として確保する

実際に、給与振込口座から毎月定額を自動振替に設定しておけば、貯蓄の存在を忘れたまま自然とお金が積み上がっていくはずです。

例えば、毎月3万円を自動振替に設定するだけでも、1年後には36万円というまとまった金額を手元に残すことができます。

ここで貯めたお金は、突然の病気や会社の倒産などに備える生活防衛資金として機能するため、最低でも生活費の半年分を目安に準備することをおすすめします。

生活防衛資金が手元にあることで精神的な余裕が生まれ、その後の投資にも冷静に取り組むことができます。

まずはご自身の家計を見直し、無理なく続けられる少額から自動積み立ての設定を始めてみてください。

iDeCoを活用して掛金の全額所得控除による税負担軽減を目指す

老後に向けた専用の資金を作るうえで、非常に有利な選択肢となるのが個人型確定拠出年金です。

iDeCoと呼ばれるこの制度は、自分で決めた額を毎月積み立てて運用する仕組みであり、支払った掛金が全額所得から差し引かれるという大きな特徴があります。

iDeCoの特徴掛金が全額所得控除になるため節税効果が高く、原則60歳まで引き出せない仕組みです。

税金の計算対象となる所得が減るため、結果として毎年の所得税や住民税を安く抑える効果が期待できると言えるでしょう。

例えば、毎月2万円を積み立てた場合、所得税率や住民税、扶養状況などによっては、年間の税負担が数万円程度軽減されるケースもあります。

ただし、老後資金の確保を目的とした制度であるため、原則として60歳に到達するまで引き出せない点には十分な注意が必要です。

急な出費が必要になった場合でも解約して現金化できないため、必ず当面使わない余剰資金の範囲内で掛金を設定してください。

手元の生活費を確保したうえで、将来のための資金と割り切って少額から制度を利用してみましょう。

新NISAを利用して非課税枠で効率的に長期分散投資を行う

手元の資金をより効率よく増やしていくためには、利益に税金がかからない制度の活用を検討するとよいでしょう。

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。

しかし、少額投資非課税制度である新NISAを使えば、NISA口座内の対象商品から得られる利益については非課税になります。

新NISAのメリット

NISA口座内の対象商品から得られる利益が非課税になり、いつでも引き出せるため柔軟な資産形成が可能です。

長期分散投資に適している点が特徴です。

投資には元本割れのリスクが伴うため不安に感じる方も多いかもしれませんが、時間を味方につける長期分散投資を実践すればそのリスクを軽減できます。

長期分散投資とは、投資先を一つの商品に絞らず、世界中の株式などに分けて長期間保有し続ける手法のことです。

例えば、毎月3万円を全世界の株式に分散して投資し続ければ、10年後や20年後に雪だるま式に資産が増加する可能性があります。

新NISAはiDeCoと違っていつでも引き出せるため、ライフイベントの変化に柔軟に対応できる点が大きな強みと言えます。

まずは手数料の安いネット証券で口座を開設し、少額から運用をスタートしてみてください。

リスク許容度に応じた資産運用ポートフォリオを構築する

投資を実践するうえで欠かせないのが、自分がどの程度の損失までなら冷静に耐えられるかを把握することです。

年齢や家族構成、現在の貯蓄額によってこのリスク許容度は大きく異なるため、自分の状況に合った資産配分を決める必要があります。

ポートフォリオ構築のポイント
  • 自身のリスク許容度を把握する
  • 年代に合わせた資産配分を決める
  • 定期的に割合をメンテナンスする

この資産配分のことをポートフォリオと呼び、現金や株式、債券などをどのような割合で持つかが将来の運用成績を左右する重要な要素となります。

例えば、万が一損失が出ても働く期間が長く挽回しやすい20代であれば、株式の比率を高めて積極的に利益を狙う戦略が考えられます。

一方で、退職が視野に入ってくる50代であれば、価格変動の少ない債券や現金の比率を増やして守りを固めるといった調整が求められるでしょう。

相場の変動によって当初決めた配分は少しずつ崩れていくため、年に1回程度は割合を元に戻すメンテナンス作業を忘れないでください。

ご自身のライフステージの変化に合わせて、無理のない適切な資産配分を組んでいきましょう。

退職金なしを理由に転職を決断すべき明確な基準と注意点

退職金がないという事実を目の当たりにして、このまま今の会社にいて良いのかと悩む方は非常に多いはずです。

将来への不安から、一刻も早く環境を変えたいと焦ってしまう気持ちはよくわかります。

しかし、退職金がないという一点だけで感情的に退職を決めてしまうと、結果的に生涯賃金を下げてしまう恐れがあります。

転職前の確認事項
  • 不満の原因を冷静に分析する
  • 会社の構造的な問題か見極める
  • 生涯賃金が下がるリスクを考慮する

転職を成功させるためには、現状の待遇に対する不満の原因を冷静に分析するステップが欠かせません。

それが一時的なものなのか、会社の構造的な問題なのかを見極める必要があります。

例えば、毎月の生活費を切り詰めても貯蓄に回せる余裕がなく、その状況が何年も改善されないのであれば環境を変えるべき明確なサインと言えます。

一方で、今の給与水準や働きやすさに満足しているなら、自力で資産形成を行うことで十分にカバーできる可能性も残されています。

ここからは、退職金がないことを理由に転職を決断する際に確認しておきたい、具体的な判断基準と注意点について解説します。

基本給が低く退職金の上乗せ分が全く感じられない場合は転職を検討する

毎月の給与水準が低く、退職金相当額の前払いという実態が伴っていない場合は、転職を含めて今後の働き方を見直す有力な判断材料になります。

退職金制度を持たない企業の場合、その分を基本給やボーナスに反映しているかどうかが、待遇を見極める一つの判断材料になります。

転職を検討すべきサイン

退職金がなく基本給も低いまま据え置かれている場合、将来的な家計が行き詰まる危険性が高いため転職を視野に入れるべきです。

自身の市場価値を客観的に把握することが重要です。

しかし、実際には単に人件費を抑える目的で退職金をなくし、基本給も低いまま据え置いているケースが少なくありません。

同業他社で働く同世代の平均年収と比較した際、明らかに自分の手取り額が劣っている状況であれば待遇面での不利益を被っていると言えるでしょう。

このまま働き続けても、老後資金はおろか日々の生活防衛資金すら準備できず将来的な家計が行き詰まる危険性があります。

目先の業務に追われていると、自分が低賃金で働かされている事実に気づきにくくなる点には注意が必要です。

まずは転職エージェントなどを活用して自身の市場価値を客観的に把握し、より適正な給与を提示してくれる企業がないか情報収集を始めましょう。

会社の業績悪化や福利厚生の削減が続く場合は将来のリスクが高い

勤務先の経営状態が不安定で、経費削減の波が従業員の待遇にまで及んでいる場合は将来的なリスクが非常に大きいと判断すべきです。

退職金がないことに加えて、各種手当の廃止昇給の見送りなどが常態化している環境では長期的な資産形成を描くことが困難になります。

危険な兆候
  • 各種手当の廃止
  • 昇給の見送り
  • 残業代の支払い遅延

実際に、業績の悪化を理由に従業員への還元を後回しにする企業は人材を大切に育てる余裕を失っている状態だと言えます。

例えば、これまで支給されていた住宅手当や家族手当が突然打ち切られたり、残業代が適切に支払われない場合は明確な危険信号です。

今はなんとか生活できているとしても、会社の業績がさらに悪化すれば突然のリストラや倒産に巻き込まれる恐れも否定できません。

現状維持を続けることで失う時間は大きく、年齢を重ねるほど転職市場での選択肢は狭まっていく傾向にあります。

手遅れになってから焦るのではなく、経営に余力があり安定した基盤を持つ企業への移籍を真剣に検討してみてください。

転職先の退職金制度や基本給を総合的に比較して生涯賃金で判断する

次の職場を選ぶ際は、退職金制度の有無という一点だけで決めるのではなく生涯賃金という広い視野で損得を判断してください。

退職金制度が完備されている企業であっても、基本給やボーナスが極端に低ければトータルの収入は下がってしまう可能性があります。

生涯賃金での比較ポイント
  • 基本給の総額と退職金見込額を足す
  • 昇給ペースや役職手当を考慮する
  • 複数の求人を多角的に見比べる

目先の条件だけにとらわれず、働く期間全体で受け取る総額をシミュレーションし多角的な視点で比較することが不可欠です。

例えば、定年までに受け取る基本給の総額に退職金の見込み額を足した数値を算出してみるのが有効な手段と言えます。

その数値を現在の会社に留まった場合と比較することで、客観的な損得が見えてきます。

生涯賃金をベースに比較することで、一見すると魅力的な求人に隠れた落とし穴に気づきやすくなり合理的な選択が可能になります。

また、入社時の給与だけでなくその後の昇給ペースや役職手当などの将来的な伸びしろも考慮に入れる必要があります。

複数の求人を冷静に見比べ、自身のキャリアと生活を最も豊かにできる最適な環境を慎重に選び取りましょう。

退職金なしの会社や制度に関するよくある質問

退職金に関する制度や将来のキャリア設計について、多くの人が似たような疑問を抱えて日々悩んでいます。

自身の状況と照らし合わせたときに、具体的な判断基準がわからず迷ってしまうのは当然のことだと言えるでしょう。

実際に、転職を決断する適切な時期や面接での正しい振る舞い方など、実務に直結する悩みが多く寄せられる傾向にあります。

例えば、老後に向けた具体的な目標金額がわからず、何から手をつければよいのか不安を抱え続けているケースも少なくありません。

個別の状況によって取るべき行動は異なりますが、事前に正しい知識を持っておくことで冷静な判断を下すことが可能になります。

ここでは、退職金なしの会社で働く方が直面しやすい代表的な質問を厳選して取り上げます。

それぞれの疑問に対する明確な回答と実践的なアドバイスを解説しますので、ご自身の状況に合わせて参考にしてください。

Q. 退職金がない会社を辞めるベストなタイミングはいつですか?

退職金がない会社から転職を検討する時期は、自身の市場価値が高まったと客観的に判断できたタイミングだと言えます。

現職でこれ以上のスキルアップや昇給が見込めないと悟ったときが、次の環境へ移る一つの目安になります。

転職のベストタイミング

自身の市場価値が高まり、現職での実績を他社で即座に活かせる状態になった時が理想的です。

焦らず計画的に準備を進める点が特徴です。

年齢を重ねるほど未経験の異業種への挑戦は難しくなり、企業側からは即戦力としての実績がシビアに求められる傾向にあります。

20代から30代前半であればポテンシャルが評価されやすく、未経験の業界へ挑戦できる選択肢が比較的広がりやすいと言えます。

具体的な状況を想定すると、現職でプロジェクトの進行管理や後輩の育成経験を積み、その実績を他社で即座に活かせる状態になった時が理想的です。

十分な経験を持たずに焦って環境を変えても、結果的に年収が下がってしまい後悔するリスクが高まります。

また、次の職場が決まる前に勢いだけで退職届を出してしまうと、収入が途絶えて生活防衛資金を切り崩す事態に陥りかねません。

まずは在職中に自己分析や業界研究を進め、自身の強みを活かせる転職先を冷静に見極めてください。

Q. 退職金がない場合に必要な老後資金の目安はいくらですか?

退職金を受け取れない状況において、老後に向けて自力で準備すべき資金は、生活費や年金見込額によって大きく異なります。

目安として、2,000万円前後から3,000万円程度を想定して計算されるケースもあります。

公的年金の受給額だけでは毎月の生活費を完全に賄うことが難しく、不足する分を自己資金で補填する仕組みになっているからです。

老後資金の考え方
  • 目安は2,000万円から3,000万円
  • 公的年金の不足分を自己資金で補う
  • ライフスタイルに合わせて独自に計算する

インフレによって将来の物価が上昇した場合、現在想定している金額では生活費が不足するリスクがある点に注意が必要です。

仮に毎月の家計が5万円の赤字だとすると、退職後の20年間で約1200万円の現金が必要になる計算が成り立ちます。

そこへ高齢期特有の医療費や介護費用、自宅の修繕費などが上乗せされるため、余裕を持った資金計画が欠かせません。

もちろん、家族構成や持ち家の有無、配偶者の就労状況によって実際に必要な金額は大きく変動します。

そのため、世間で言われている金額を鵜呑みにするのではなく、自身のライフスタイルに合わせた独自の計算が求められます。

ねんきん定期便などを活用して将来の受給見込額を把握し、そこから逆算して毎月の積立額を早めに設定しましょう。

Q. 契約社員や派遣社員でも退職金を受け取れる可能性はありますか?

非正規雇用であっても、業務内容や責任の程度、就業規則・労使協定の内容によっては、退職金や退職金相当額の支給対象となる可能性があります。

同一労働同一賃金の原則が導入されたことにより、雇用形態の違いだけで不合理な待遇差を設けることが法律で禁止された背景があるためです。

非正規雇用の退職金事情
  • 正社員と同等の責任があれば支給の可能性あり
  • 労使協定方式で時給に上乗せされるケースがある
  • 就業規則や雇用契約書の確認が必須

これにより、契約社員や派遣社員に対しても、業務内容や貢献度に応じた適切な評価と還元が企業側に求められるようになりました。

派遣社員のケースでは、派遣会社が採用している労使協定方式によって、毎月の時給に退職金相当額が含まれている場合があります。

この方式では退職時にまとまった金額を受け取るわけではないため、日々の給与から自分で計画的に貯蓄へ回す意識が必要です。

一方で、会社の就業規則や雇用契約書に退職金に関する明確な規定が存在しない場合、後から交渉しても支給されないリスクが残ります。

契約内容を十分に確認せずに働き続けると、退職時になって想定外の不利益を被る恐れがあります。

入社時や契約更新のタイミングで書類の記載内容を隅々まで確認し、不明点があれば担当者に直接質問してください。

Q. 面接で退職金の有無を確認しても評価に影響しませんか?

選考の場で退職金制度について質問すること自体は問題なく、聞き方やタイミングに配慮すれば評価を大きく下げる心配はありません。

企業側も求職者が将来の待遇面を気にするのは当然だと理解しており、入社後のミスマッチを防ぐ意味でもクリアにしておくべき事項だからです。

面接での質問のコツ

業務への熱意や長期的なキャリアビジョンを伝えたうえで、逆質問の機会に待遇を確認すると好印象です。

タイミングと伝え方を工夫する点が特徴です。

ただし、面接の序盤からお金の話ばかりを前面に押し出してしまうと、仕事の内容よりも条件面だけで会社を選んでいると誤解される恐れがあります。

面接官にネガティブな印象を与えないためには、質問を切り出す前後の文脈を工夫することが重要です。

例えば、面接の終盤で逆質問の機会を与えられた際に、御社で長く貢献していきたいという前向きな理由を添えてから制度について尋ねるのが効果的です。

業務への熱意や長期的なキャリアビジョンを伝えたうえで待遇を確認すれば、計画性のある堅実な人材として好意的に受け止められやすくなります。

どうしても直接聞きづらい場合は、内定を獲得したあとの条件面談の場で詳細な労働条件通知書をもとに確認するという手段もあります。

まずは自身のスキルや経験が企業にどう貢献できるかをアピールすることに集中し、待遇のすり合わせは適切なタイミングで行いましょう。

まとめ:退職金なしでも焦らず自力での資産形成や転職で対策しよう

退職金がない会社で働いている場合でも、過度に焦る必要はなく、自力での備えや環境を変えることで十分に対策可能です。

まとめ
  • 焦らず自力で対策可能
  • 生涯賃金での判断が重要
  • 資産形成や転職の検討

まとまったお金が入らないと知れば、「このままで老後は大丈夫なのか」と不安になってしまうのは当然の感情だと言えます。

実際に、退職金制度を設けていない企業は全体の約2〜3割存在しており、制度がないこと自体は決して珍しいケースではありません。

そのため、目先の退職金の有無だけで判断するのではなく、生涯賃金という一生涯で受け取る給与の総額で損得を判断することが重要です。

例えば、毎月の手取りが同年代より数万円多く設定されていれば、その分を老後資金に回す余裕が生まれるはずです。

確保した資金を新NISAiDeCoといった投資の利益に税金がかからない制度に回せば、効率的に資産を育てていくプランが描けます。

ただし、基本給自体が低く設定されているうえに退職金もない場合は、長期間働き続けても十分な蓄えを作れない点には注意が必要です。

毎月の給与が平均水準以下であり退職金もない状況であれば、早急にキャリアプランを見直す必要があります。

まずは現在の給与明細と会社の就業規則を冷静に確認し、自力で資産形成を進めるか、より待遇の良い環境へ転職するか決断しましょう。

本記事は、退職金に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の税務、社会保険、投資判断、金融商品・不動産取引上の判断を行うものではありません。必要資金、税金・社会保険料、各制度の利用可否、投資成果等は、年齢、収入、家族構成、資産状況、居住地、制度改正、市場環境等により異なります。具体的な税額、制度の適用可否、投資判断、ローン・不動産担保商品の利用については、必要に応じて税理士、社会保険の窓口、金融機関、不動産会社等にご確認ください。

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