不動産クラウドファンディング協会とは？加盟企業や役割、今後の展望まで徹底解説

2025年8月14日

「不動産クラウドファンディング協会とはどのような団体なのか？」

「不動産クラウドファンディング協会の役割について知りたい」

と考えている方も多いことでしょう。

不動産クラウドファンディング協会とは、不動産クラウドファンディング業界の信頼性、透明性、認知度向上等を目的とした団体です。

本記事では、不動産クラウドファンディング協会の役割や活動内容、今後の展望などをわかりやすく解説します。

実績豊富なFANTAS funding

不動産クラウドファンディングには100社近いサービスがありますが、その中でも累計償還件数200件超えという豊富な実績を誇るのが「FANTAS funding(ファンタスファンディング）」です。

FANTAS fundingの主な特徴は以下のとおりです。

累計償還件数200件以上の実績
元本償還率100％（※2025年7月時点）
10～20％の劣後出資により投資家のリスクを軽減
アップサイド配当導入（想定より早期に償還された場合でも、当初予定の配当金を支払う仕組み）

実績重視でサービスを選びたい方や、不動産クラウドファンディングをこれから始めてみたい方は登録を検討してみてはいかがでしょうか。

FANTAS funding公式サイトはこちら

不動産クラウドファンディング協会とは？概要を解説

はじめに、不動産クラウドファンディング協会の概要や果たす役割を解説します。

協会について理解を深めたい方はもちろんのこと、不動産クラウドファンディングを利用して投資を始めたい方も参考にしてください。

不動産クラウドファンディング協会の概要

不動産クラウドファンディング協会の概要は、以下の表のとおりです。

名称	一般社団法人不動産クラウドファンディング協会
住所	東京都港区新橋二丁目12番11号新橋27ＭＴビル8階
代表理事	横田大造クリアル株式会社代表取締役執行役員CEO
設立年	2023年8月

不動産クラウドファンディング自体がまだ新しい投資法のため、不動産クラウドファンディング協会も2023年に設立されたまだ若い団体です。

不動産クラウドファンディング協会が果たす役割とは？

不動産クラウドファンディング協会は、以下のような活動を行っています。

業界の健全な発展と投資家保護
業界の信頼性・透明性・認知度の向上
業界全体のルールとガイドラインの制定
行政との連携

不動産クラウドファンディングは、前述したようにまだ新しい投資方法です。

その一方で、小額で不動産投資が行えるメリットがあるため多くの投資家が注目しています。

そのため、不動産クラウドファンディングサービスをはじめる会社も増え続けています。国土交通省の不動産特定共同事業の利活用促進ハンドブックよると、2018年に12.7億円だった市場規模は、2024年には1,763.4億円にまで拡大しています。

市場が拡大すれば、トラブルが発生するリスクも高まります。

実際「みんなで大家さん」が行政処分を受けたり、ヤマワケエステートの償還遅延が発生したりと問題も発生し、投資家からの懸念の声が上がっているのも事実です。

不動産クラウドファンディング協会は、「リスク管理の強化」「情報開示の強化」「投資家保護の枠組みの整備」等の取り組みを持って投資家に安心して不動産クラウドファンディングに参加できるシステムを整えています。

不動産クラウドファンディングの健全化は、運営会社が取り組むのが原則です。

しかし、不動産クラウドファンディングは投資家が集まらないとファンドが成立しにくいという性質上、自浄が働かなくなる恐れもあるでしょう。

協会は、市場動向の分析やデータの提供勉強会実施をすることで、加盟している企業の教育を行い、加盟企業から提供されたデータを公開することで、業界全体の透明性を高めています。

不動産クラウドファンディング協会に加盟している企業とは？

ここでは、不動産クラウドファンディング協会に加盟している企業について解説します。

正会員

不動産クラウドファンディング協会に加盟している正会員は、2025年8月現在で40社を超えています。一例を挙げると以下のような企業が所属しています。

FANTAS technology 株式会社
株式会社青山財産ネットワークス
穴吹興産株式会社
株式会社GA Technologies

より詳しい情報を知りたい場合は、「不動産クラウドファンディング協会」内にある加盟企業紹介のページをチェックしてみましょう。
各企業のホームページも掲載されているので、各企業の詳しい情報もチェックできます。

法人会員

法人協会に所属している企業は以下のとおりです。

OMOUMAMA株式会社
JLL森井鑑定株式会社
日証金信託銀行株式会社
株式会社Virtual Wall
株式会社Lifeplay
株式会社レプス

不動産クラウドファンディング協会の正会員や法人会員は、定期的に勉強会に参加したりデータを提供したりして、業界の透明化や健全化を図っています。

将来的に、不動産クラウドファンディング協会に所属していることは、健全な業者であるかどうかの判断基準になるかもしれません。

不動産クラウドファンディング協会の今後の展望と課題

不動産クラウドファンディングは、これからも成長が予想される投資法です。

ここでは、不動産クラウドファンディングおよび協会の今後の展望と課題を紹介します。

今後の展望

不動産クラウドファンディングは2017年にスタートして以来、市場が拡大し続けています。2025年以降も市場は拡大し続けるだろうと予想されており、参入する業者も増える可能性が高いでしょう。

もう数年もすれば、一般的な不動産投資と同様の知名度と投資家数の投資方法に成長する可能性は十分にあるでしょう。

また、現在は日本の物件が中心ですが、これからは海外の物件が増えてくることも予想されます。

今後の課題

不動産クラウドファンディングはまだ新しい投資方法なので、株式投資等と比較すると法整備が不十分な面があります。

また、新規参入してくる事業者の中には、質が悪いところもあるでしょう。

良質な投資法であっても、サービスを提供する会社の質が悪ければ投資家は離れていきます。

したがって、不動産クラウドファンディング協会には、以下のようなことが期待されています。

業界ルールの策定
投資家保護
投資の透明性

そのため、協会は行政との連携も深めると共に、知名度の向上にも積極的です。

まとめ

本記事では、不動産クラウドファンディング協会の概要や目的、役割を紹介しました

不動産クラウドファンディングは小額から不動産投資ができる一方、不動産の所有権がないなど一般的な不動産投資とは異なる点もあります。

投資家は、不動産クラウドファンディングのメリットだけでなくデメリットも確認したうえで、投資に参加するか判断することが重要です。

不動産クラウドファンディング協会は、投資家を守りながら安心して投資ができるルールを徹底する役割が求められています。