控えめ女子が、なぜ「不動産」「ベンチャー」「営業」へ?
就職活動は、会社の規模、業種、職種にこだわらずに会社を回っていました。人が好きなので、人と接する仕事がしたいと考え、その機会が多そうな人材会社などを中心に回っていましたね。
FANTASに出会ったのは、偶然就活サイトで見つけて、興味を持った、という軽い理由だったのですが、そこで登壇した社長を見て、今までの就活では感じなかった強烈なインパクトがあり、「この人はすごい人だ!」と直感しました。ベンチャー企業の社長と聞いてイメージするようなガツガツした雰囲気ではなく、やわらかい印象なのですが、言葉の選び方やトーンに“キレ”を感じたんです。
その後の選考フローの中で出会った他の社員も、楽しい人ばかりで、明るい雰囲気で働いていることが伝わってきました。見た目もあか抜けて、キラキラとした人が多く、「私もこういう社会人になりたい!」と感じる人ばかりだったんです。私は明確な夢や目標がなかったのですが、この会社ならきっと見つけられると思って、入社を決めました。私はあまり前に出るタイプではなく、女子大だったこともあって、友人からは「不動産」「ベンチャー」「営業」を就職先に選ぶなんて、大丈夫?と心配されたんですよ(笑)。
一生懸命仕事をすれば、
やりがいは付いてくる。
実は、友人から心配された通り、入社直後の新人研修合宿では心を打ち砕かれました。ロールプレイングなどの様々なプログラムがあったのですが、積極的に発言しない学生時代の自分のままで臨んだところ、合宿終了時の評価ではなんと同期の中で最下位でした(笑)。
それまで自分のことを負けず嫌いと思ったことはなかったのですが、さすがに悔しかったです。そこからは「毎週1本はアポイントを取る」などノルマを自分で決め、やり遂げようと決めました。アポを次々と取っている先輩の良いところを自分のものにしようと練習したり、会話の入り口を自分なりに工夫したり、目の前のことを一生懸命やっていました。すると、やりがいは付いてくるんですね。初めて契約を結ぶことができたお客様から「大洲さんのおかげで、投資を始めようと決めました。これからいろいろなことがあると思いますが、大洲さんと出会えたから、どんなことがあっても後悔しません。」と言ってもらうことができて、本当に感動しました。もっと営業を頑張って、投資への第一歩を踏み出し、これまでとは少し違う人生に踏み出す人を増やしたい。仕事へのやりがいがどんどん増して、最初は最下位だった私が、同期の中でトップの成績を残して新人賞を受賞することができました。
社員全員が同じ方向を向いていることがFANTASの強み。
私が入社した頃は、購入の見込みがあるお客様に電話でアポイントを取る、不動産では定番の営業スタイルが残っていましたが、FANTASは「不動産業界にイノベーションを起こす」との理念を、営業にも実践するようになりました。アウトバウンドよりもインバウンドを重視し、電話営業はすべて撤廃。自社メディアを使って情報発信をしたり、アクセスログを解析して見込みのあるお客様にDMPを活用しアプローチするなど、ITを使った集客に注力するようになりました。
FANTASは不動産業界に残るグレーな部分を、オープンにしようとしています。その理由は、グレーな部分は、お客様の不安に直結するからです。オープンなマーケットにしていくことで、お客様は不安なく契約できるようになるので喜んでいただけます。一方で、お客様の不安が解消すると営業としては結果を出しやすくなり、会社の利益につながります。FANTASの業績は右肩上がりですが、この流れが会社全体に浸透し、社員全員が同じ方向を向いている強みがあるからこそ、達成できることだと思います。
従来のイメージを払拭し、
イノベーションを起こす広報を目指す!
営業として結果を出すことで、入社2年目の10月には早くも管理職に抜擢されました。当時、女性としては最年少で、ポジションという目に見える評価を与えてもらい、とてもうれしかったです。しかし、今の自分では、部下を成長させるマネジメント力や度量がないことも事実。板挟みで苦しんだ時期もありました。ちょうど結婚して、目指すものが変わってきたこともあり、そんな気持ちの変化を上司に相談したところ、広報担当への異動を提案されました。
少し驚きましたが、投資用不動産を購入したお客様が、新しいことにチャレンジするなど前向きになったり、キャリアプランを変えたり、人生のステージを変えていく姿を、営業として見てきました。そんな私だからこそ、投資用不動産を契約してから始まる、新しいお客様のストーリーを伝えられる。そうすることで、従来の不動産のイメージを払拭できます。まさに、不動産業界にイノベーションを起こせるポジションだと思いました。
今はまだ、広報担当としてはスタートしたばかり。これから新たなことをどんどん吸収して、自分がどう変化していくのか、どんな広報になっていくのか、とてもワクワクしています。
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