定期預金はおすすめしない?やめたほうがいい理由と代わりの運用先5選

定期預金はおすすめしない?やめたほうがいい理由と代わりの運用先5選

定期預金はおすすめしないという意見をネットなどで見かけて、自分の資産が目減りしてしまうのではないかと不安に感じていませんか。

将来に向けてお金を管理したいけれど、元本割れが怖くて投資に踏み切れないという方も多いはずです。

結論から言えば、定期預金は資産を大きく増やす目的には適していませんが、資金を安全に守る手段としては非常に有効です。

例えば、数年以内に使う予定の教育資金は定期預金で確保し、長期間使う予定のない余剰資金については、リスク許容度に応じて投資を組み合わせるという考え方があります。

この記事では、定期預金が意味ないと言われる具体的な理由と、それでも利用するメリットを客観的な視点から解説します。

あわせて、新NISAとの使い分け方や、定期預金の代わりとなる具体的な資産運用先についても詳しく紹介します。

最後までお読みいただければ、ご自身の目的に合った資産の預け先を考えるための判断材料が得られ、次の行動を検討しやすくなります。

投資コラムのコンテンツ作成ポリシー

当メディアは、FANTAS technology株式会社が運営する、不動産投資・資産運用の専門情報サイトです。 ユーザーが安心して資産形成の意思決定を行えるよう、以下の方針に基づきコンテンツを作成・運営しています。

▼正確性・信頼性の確保

掲載する情報は、公的機関のデータ、業界団体の公開情報、市場動向レポート、各金融機関の公式情報など、信頼性の高い情報源をもとに作成しています。
また、税制・金融制度に関わる記述については、公的機関や各金融機関の公式情報を参照し、必要に応じてファイナンシャルプランナー、IFAなどの有資格者による確認を行っています。

主な参考文献

▼中立性・公平性の担保

特定の金融商品・金融機関・サービスに偏ることなく、複数の選択肢を比較できるよう配慮しています。 評価・比較・ランキングは、手数料、運用実績、商品ラインナップ、サポート体制などの客観的指標に基づき、独自基準で判断しています。

主な取り組み例 ・独自アンケート調査の実施 ・評価基準・ランキング根拠の明示 ・運営会社のサービスを紹介する場合は、その旨を明記し、外部サービスと同一の基準で比較します。

▼最新情報の更新体制

金融市場・税制・関連制度は常に変動するため、関連法令や制度改正、市場動向に応じて記事を定期的に更新しています。

主な関連法令

当メディアは、特定の金融商品の購入・売却を勧誘するものではなく、また個別の投資助言を行うものではありません。 最終的な投資判断は、ユーザーご自身の責任と判断において行っていただくよう、すべての記事を構成しています。 個別の投資判断に関するご相談は、金融商品取引業者、IFA、ファイナンシャルプランナー等の有資格者にお問い合わせください。

FANTAS technology株式会社 について

FANTAS technologyでは、「テクノロジーの力で、より多くの人に資産運用を届けるウェルステックカンパニー」として、不動産投資・資産運用に関する情報を発信しております。

資産運用に関心を持つ一般のお客様向けにオンラインセミナー「FANTAS study」を実施しているほか、女性のための資産形成メディア「マネカツ by FANTAS」など、ライフステージに合わせた学びの機会を提供しています。

さらに、1口1万円から始められる不動産投資型クラウドファンディング「FANTAS funding」や、AI査定サービス「FANTAS check」、IFAによる資産運用相談サービスなども取り扱っておりますので、気になる方はぜひ以下からご確認ください。

この記事の監修者
山口祐平のアバター 山口祐平 ファイナンシャルプランナー

宅地建物取引士ファイナンシャルプランナー証券外務員の資格を持つ専門家。
証券や投資用不動産の販売において、卓越した商品分析力を発揮し、幅広い商品知識を駆使して顧客に最適な投資プランを提案している。
商品特性の深い理解に基づき、複雑な金融商品や不動産投資に関するニーズに対応し、信頼性の高いコンサルティングを提供。
これまで培ってきた知識と経験をもとに、顧客の資産形成に寄与している。

目次

定期預金を利用すべきか迷っている方にとって、世間の否定的な意見は気になるところでしょう。

ここでは、定期預金が不利だと言われてしまう具体的な背景について詳しく解説します。

ご自身の目的に照らし合わせながら、それぞれの項目を確認してください。

定期預金が不利と言われる主な理由
  • インフレによる物価上昇で実質的な資産価値が目減りする
  • 超低金利時代では利息が少なく増える実感が湧きにくい
  • 原則として満期まで資金が拘束され引き出しにくい
  • 自動継続を利用すると低金利のまま塩漬けになるリスクがある
  • 万が一の金融機関破綻時はペイオフで1000万円までしか保護されない

インフレによる物価上昇で実質的な資産価値が目減りする

インフレが進む環境下では、定期預金にお金を置いたままにすると実質的な価値が下がってしまいます。

インフレとは

インフレとはモノの値段が上がり、相対的にお金の価値が下がる現象のことです。

額面上の金額が守られていても、将来的に同じ生活水準を維持できなくなる恐れがあります。

例えば、今まで100円で買えていたおにぎりが120円にならないと買えなくなる状況を想像してみてください。

仮に100万円を預けて数百円の利息を受け取ったとしても、生活に必要な支出の増加分には到底追いつきません。

資産を長期間預ける際は、物価上昇の影響を考慮して運用方法を検討しましょう。

超低金利時代では利息が少なく増える実感が湧きにくい

以前に比べて定期預金金利は上昇していますが、投資商品のような高いリターンを期待する手段ではありません。

超低金利時代とは

日本は長らく超低金利時代が続いており、メガバンクの金利は非常に低い水準に留まっています。

時間をかけて資金を拘束される割には、手元に戻ってくるリターンが少なすぎると感じる方が多いのが現状です。

かつては長らく超低金利時代が続いており、100万円を1年間預けても利息はジュース1本分にも満たない状況がありました。

最近は金利が引き上げられる傾向にあるものの、依然として物価上昇のスピード(インフレ)には追いついておらず、資産形成の手段としては物足りなさを感じるのが現状です。

もちろん元本が減るわけではありませんが、資産形成の手段としては物足りなさを感じるでしょう。

原則として満期まで資金が拘束され引き出しにくい

定期預金はあらかじめ設定した期間が終了するまで、自由にお金を引き出せない仕組みになっています。

契約時に約束した期間お金を預け入れることで、普通預金よりも少し高い金利が適用されるからです。

原則として満期まで預けることが前提であり、中途解約をすると当初の高い金利が適用されなくなる(中途解約利率になる)ペナルティがあります。

資金拘束のデメリット
  • 突然の病気やケガで急な出費が必要になった際に手元の現金が足りなくなる
  • 結婚や住宅購入などのライフイベント時に資金の身動きが取れなくなる

生活費や数ヶ月以内に使う予定のあるお金は、いつでも引き出せる口座に残しておくことをおすすめします。

自動継続を利用すると低金利のまま塩漬けになるリスクがある

満期を迎えた資金をそのままにしておくと、不利な条件で運用が続いてしまう可能性があります。

自動継続とは

多くの金融機関で採用されている、満期時に自動で契約が更新されるシステムのことです。

自動継続では、満期時点の金利で再び預け入れられるのが一般的です。

ただし、継続後に金利がさらに上昇した場合、次の満期までより高い金利の商品へ乗り換えにくくなる可能性があります。

手続きの手間が省ける点は便利ですが、より条件の良い金融商品へ乗り換えるチャンスを逃しかねません。

気がつかないうちに何年も低い金利のまま放置されてしまう事態は避けるべきです。

満期の案内が届いたタイミングで、現在の金利状況とご自身の運用方針を必ず見直すようにしましょう。

万が一の金融機関破綻時はペイオフで1000万円までしか保護されない

銀行が倒産した場合、定期預金で保護される金額には明確な上限が設けられています。

ペイオフとは

ペイオフとは、金融機関が破綻した際に預金者を保護する制度です。

1つの金融機関につき、元本1000万円までとその利息しか保証されない仕組みとなっています。

なお、無利息・要求払い・決済サービスを提供できる決済用預金は全額保護されます。

もし退職金や相続などで2000万円を1つの銀行に預けていた場合、上限を超えた部分は戻ってこない恐れがあります。

長年かけて築き上げた大切な資産が、金融機関の経営破綻によって失われてしまうのは非常に悔しいはずです。

まとまった資産を管理する際は、複数の金融機関に分散して預け入れるなどの対策を講じてください。

(参考:預金保険機構

おすすめしないは嘘?定期預金を利用する3つのメリット

定期預金に対して否定的な声がある一方で、明確な利点も存在します。

資産を大きく増やす目的には向かないものの、資金を確実に守るという点では非常に優れた金融商品です。

実は、利用する目的や個人のライフステージによっては、投資よりも適している場面が多々あります。

例えば、数年以内に支払いが確定している住宅の頭金や、子供の教育資金などを保管する場所として最適です。

定期預金を利用するメリットまとめ
  • 元本保証があるため投資のような元本割れのリスクがない
  • 先取り貯蓄として活用すれば着実に資金を貯められる
  • 日々の値動きを気にする必要がなく管理の手間がかからない

手元のお金が減ってしまうかもしれないと不安を感じる方にとって、これほど心強い選択肢はないと言えるでしょう。

もちろん、すべての資金を預金に回す必要はなく、目的に応じた使い分けが重要になります。

ここでは、定期預金を利用することで得られる具体的な利点について詳しく解説します。

ご自身の状況と照らし合わせながら、預金が持つ本来の役割を再確認して今後の資産管理に役立ててください。

元本保証があるため投資のような元本割れのリスクがない

定期預金の最大の強みは、預け入れた資金が減る心配がないことです。

投資信託や株式投資のように、市場の変動によって元本割れを起こすリスクがありません。

預金保険制度とは

万が一銀行が破綻した場合でも、1金融機関につき元本1000万円までとその利息が守られる仕組みのことです。

経済の暴落ニュースに怯えることなく、安全に資産を保管できる点が特徴です。

預金保険制度の対象金融機関に預けた円預金であれば、所定の範囲で保護されます。

例えば、老後のために準備した500万円を預けておく場合、経済の暴落ニュースに怯える必要がなくなります。

ただし、物価が上昇するインフレ局面では、お金の額面は減らなくても実質的な価値が目減りする点には注意が必要です。

直近で使う予定のある生活防衛資金と、将来に向けた投資資金を明確に分けて管理しましょう。

絶対に減らしたくない大切なお金は、定期預金や普通預金など、元本の安全性を重視した方法で管理するのが基本です。

※外貨預金など対象外の商品もあります。

先取り貯蓄として活用すれば着実に資金を貯められる

毎月の収入から自動的に一定額を積み立てる仕組みを利用すれば、確実にお金が貯まります。

給与が振り込まれた直後に別口座へ資金を移すことで、生活費として使ってしまう事態を防げます。

自動積立定期預金とは

指定した日に普通預金から定期預金へ決まった金額を自動的に振り替えるサービスのことです。

毎月のやりくりが苦手で、手元にお金があるとつい使ってしまう方に適しています。

実際に、多くの銀行で提供されている自動積立定期預金を利用すれば、毎月自動で資金が移動する仕組みが作れます。

例えば、毎月の給料日に3万円を自動で積み立てる設定にすれば、1年間で36万円の資金を確実に準備できます。

資金が拘束されるとはいえ、万が一の急な出費の際には、金利は下がりますが中途解約して現金化することも可能です。

まずは毎月の収支を見直し、家計に負担のかからない少額から積立設定を始めてみてください。

日々の値動きを気にする必要がなく管理の手間がかからない

一度お金を預け入れた後は、満期を迎えるまで特別な操作や確認を行う必要がありません。

株式や投資信託のように、日々の経済ニュースやチャートの動きに一喜一憂せずに済みます。

管理の手間がかからないメリット
  • 日々の経済ニュースやチャートの動きを気にしなくてよい
  • 預入時の金利が満期まで適用されるため結果を予測しやすい
  • 毎日忙しく金融市場の動向をチェックする余裕がない方でも安心

常に価格が変動する金融商品は、売買のタイミングを見極めるための知識や精神力が必要です。

一方で、定期預金であれば預入時の金利が満期まで適用されるため、結果を予測しやすいという特徴があります。

例えば、仕事や家事で毎日忙しく、金融市場の動向をこまめにチェックする余裕がない方にとっては大きな利点です。

「投資を始めてみたいけれど、毎日スマホの画面を見るのは疲れそう」と感じる方にも適しているでしょう。

もちろん、満期を迎えた際や金利が大きく変動したタイミングでは、預け替えの検討が必要です。

投資への心理的なハードルが高い方は、まずは管理の手間がかからない預金から資産形成の第一歩を踏み出しましょう。

定期預金に向いている人と向いていない人の特徴

定期預金を活用すべきかどうかは、ご自身のライフプランや資金の用途によって明確に分かれます。

資産の管理方法において、すべての人に共通する正解というものは存在しません。

例えば、数年後に必要となるマイホーム資金と、数十年かけて備える老後資金とでは最適な保管方法が異なります。

向いている人近い将来に使う予定がある資金を保管したい人
向いていない人インフレ対策や資産を大きく増やしたい人

ここでは、定期預金に向いている人とそうでない人の特徴をそれぞれ整理して解説します。

ご自身の現在の状況と照らし合わせながら、今後の対応を検討する際の判断材料にしてください。

近い将来に使う予定がある資金の保管には定期預金が向いている

近い将来に確実に使う予定があるお金の管理には、定期預金が適していると言えるでしょう。

実際に定期預金は元本が保証されており、必要なタイミングで確実に現金を引き出せる仕組みが整っています。

定期預金が向いている資金の例
  • 数年後に控えている結婚資金
  • マイホームの頭金
  • 直近で必要になる生活防衛資金

例えば、数年後に控えている結婚資金やマイホームの頭金などがこれに該当します。

もしこれらの資金を投資で運用した場合、いざお金が必要になったタイミングで元本割れを起こしている危険性が伴います。

相場の下落によって必要な金額が用意できなくなってしまっては、本来の目的を達成できません。

使う時期と目的がはっきりと決まっている大切なお金は、安全性を最優先して定期預金を利用しましょう。

インフレ対策や資産を大きく増やしたい人には向いていない

将来に向けて資産を大きく育てたいと考えている場合、定期預金は最適な選択肢とは言えません。

現在の低金利環境下では、受け取れる利息が物価の上昇スピードに追いつかない状況が続いています。

定期預金が向いていない人の特徴
  • 将来に向けて資産を大きく育てたい人
  • インフレによる実質的な資産価値の目減りを防ぎたい人
  • 長期間使わない余剰資金を有効活用したい人

仮に物価が上昇し続けた場合、預けている金額は変わらなくても、将来買えるものは次第に減っていきます。

生活防衛資金を安全な場所で確保したうえで、余剰資金については新NISAなどを活用した投資も視野に入れる必要があります。

すべてのお金を預金として放置するのではなく、目的別の使い分けを意識することが重要です。

ご自身の資産をインフレから守るためにも、預金と投資のバランスを一度見直すことを検討してみてください。

定期預金と新NISAはどっちがいい?目的別の最適ポートフォリオ

定期預金と新NISAのどちらを選ぶべきか迷う方は非常に多くいらっしゃいます。

どちらか一方だけが優れているわけではなく、ご自身の目的によってこれらを使い分けることが資産形成の鍵と言えるでしょう。

資産を守ることに特化した定期預金と、資産を増やすことに特化した新NISAでは、そもそも果たすべき役割が全く異なります。

定期預金生活防衛資金や数年以内に使うお金の確保
新NISA10年以上の長期運用が可能な老後資金の形成

例えば、来年の車検費用を投資で運用してしまうと、いざ支払いの時期に相場が下落して資金が足りなくなる恐れがあります。

一方で、20年後の老後資金をすべて預金だけで準備しようとすると、インフレによる実質的な価値の目減りに対応できません。

そのため、それぞれの金融商品の特性を正しく理解し、ご自身の資金の性質に合わせてパズルのように組み合わせていく作業が必要です。

以下では、具体的な資金の目的に応じた最適なポートフォリオの考え方について詳しく解説します。

生活防衛資金や数年以内に使うお金は定期預金で確保する

直近で必要になる資金や万が一の備えは、元本割れのリスクがない定期預金で管理しましょう。

新NISAなどの投資商品は、市場の変動によって短期的には元本を下回る可能性があります。

定期預金で確保すべき資金
  • 急な病気で働けなくなった際の生活費半年分
  • 3年後に控えている子供の教育資金
  • 数年以内に支払いが確定している大きな出費

そのため、必要なタイミングで十分な資金を引き出せない恐れがある点には注意が必要です。

例えば、急な病気で働けなくなった際の生活費半年分や、3年後に控えている子供の教育資金などがこの枠組みに該当します。

定期預金であれば、所定の条件の範囲で元本の安全性を確保しやすく、いざという時にも中途解約によって現金化できる場合があります

もちろん、普通預金にそのまま置いておくよりも、わずかであっても利息が多くつく定期預金を選ぶほうが合理的と言えます。

まずは現在の貯蓄額を確認し、直近で使う予定のあるお金をしっかりと切り分けて安全な場所で保管しておきましょう。

10年以上の長期運用が可能な余剰資金は新NISAの活用を検討しやすい

当面使う予定のない長期的な資産形成には、非課税メリットが受けられる新NISAでの運用を検討してみてください。

投資には常に価格変動リスクが伴う点には留意しなければなりません。

新NISAを活用するメリット
  • 長期間運用することで短期的な値動きの影響をならしやすい
  • 複利効果を活かしながら将来に向けた資産形成を目指せる
  • 運用益に対する非課税メリットを受けられる

しかし、10年や20年といった長期間にわたって分散投資を続けることで、短期的な値動きの影響をならしやすくなる傾向があります。

つまり、時間を味方につけることで、一時的な市場の下落によるダメージを吸収しやすくなる仕組みが備わっています。

例えば、毎月数万円ずつコツコツと世界中の株式に分散投資することで、複利効果を活かしながら、将来に向けた資産形成を目指すことができます。

市場が暴落して一時的に資産が減ってしまったとしても、焦って売却せずに長期で運用を続けることで、短期的な下落の影響をならしやすくなる可能性があります。

老後に向けた資金準備を効率的に進めるためにも、生活に支障のない余剰資金を使って新NISAでの運用を検討してみましょう。

(参考:NISA特設ウェブサイト|金融庁

年齢や許容リスクに合わせて預金と投資の比率を調整する

定期預金と新NISAの配分は、ご自身の年齢やどれくらいのリスクを受け入れられるかによって柔軟に変えていく必要があります。

若い世代は運用期間を長く確保できるため、投資の割合を増やしやすいと言えます。

リスク許容度とは

投資において、どれだけのマイナス(損失)を受け入れられるかを示す度合いのことです。

年齢や資産状況、日々の価格変動に対するストレス耐性などによって人それぞれ異なります。

一方で、年齢が上がるにつれて安全資産である預金の比率を高めていくのが基本戦略とされています。

実際に、年齢に応じたリスク許容度の変化は、最適なポートフォリオを構築するうえで最も重要な指標となります。

例えば、20代や30代で運用期間を長く確保でき、生活防衛資金も十分に確保できている場合には、新NISAを活用する割合を高める選択肢も考えられます。

しかし、定年退職が近い50代以降であれば、退職金などを手堅く定期預金で守るという判断が求められます。

また、年齢だけでなく、日々の価格変動に対するストレス耐性も人それぞれ異なる点には注意が必要です。

夜も安心して眠れる範囲の投資額に留めることが、長く資産運用を続けていくための大きな秘訣と言えるでしょう。

定期的にご自身の資産状況を見直し、ライフステージの変化に合わせて最適なバランスを再構築してください。

定期預金を見直すにあたり、次にどのような方法で資金を管理すべきか悩む方は多いはずです。

おすすめの資産運用・ネット銀行

ここでは、資産を効率的に増やすための証券会社と、少しでも有利な条件で預けられるネット銀行を紹介します。

目的に合わせて金融機関を使い分けることが、将来の資産形成において非常に重要だと言えるでしょう。

おすすめの資産運用・ネット銀行5選
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券
  • オリックス銀行
  • UI銀行

例えば、数ヶ月分の生活費は金利の高いネット銀行に預け、当面使う予定のない余剰資金は証券会社で運用に回すといった具合です。

それぞれの金融機関が持つ強みを理解し、ご自身のライフスタイルに合った預け先を見つけてください。

以下では、それぞれの詳細について解説します。

SBI証券は新NISAの取扱銘柄が豊富で投資初心者に向いている

SBI証券銘柄数が多く、これから資産運用を始めたい方におすすめな証券会社です。

おすすめポイント
  • 新NISAの対象となる商品のラインナップが充実している
  • 投資初心者でも自分に合った運用方針を見つけやすい
  • 少額から投資を始められるため無理なく継続できる

投資と聞くと難しそうなイメージを持つかもしれませんが、選択肢が多いほどご自身のリスク許容度に合わせた運用が可能になります。

取扱銘柄が豊富であることは、投資先を柔軟に変更できるという大きな強みだと言えるでしょう。

もちろん、どの商品を選べば良いか迷ってしまうと焦る気持ちはよくわかります。

そのような場合でも、少額から購入できる投資信託を選べば、プロが分散して運用してくれるためリスクを抑えられます。

まずは少額から新NISAの口座を活用し、長期的な目線で資産を育てる準備を進めてみてください。

楽天証券は楽天ポイントを活用した投資信託の購入ができる

楽天証券の特徴の一つは、普段の生活で獲得したポイントをそのまま投資信託の購入代金に充てられる点です。

おすすめポイント
  • 日常の買い物で貯まったポイントを投資に回せる
  • 現金を使わずに資産運用を始められるため心理的ハードルが低い
  • 楽天エコシステムを活用することで効率よく資産形成ができる

元本割れをして大切なお金が減ってしまうかもしれないと不安な方にとって、非常に優れた仕組みだと言えます。

実際に、現金を使わずにポイントだけで投資を疑似体験できるため、初心者でも気軽に一歩を踏み出せるはずです。

例えば、毎月ネットショッピングで貯まる数百ポイントを、そのまま運用に回すだけでも立派な資産形成になります。

さらに、楽天カードで積立決済を行うと新たにポイントが付与されるため、資金効率をさらに高めることが可能です。

手元のお金を減らさずに投資の感覚を掴みたい方は、ポイント運用から始めてみることをおすすめします。

松井証券は手厚いサポート体制がありシニア世代でも始めやすい

松井証券は、対面でのやり取りに近い手厚い顧客サポートを提供しており、ネット証券に抵抗がある方におすすめです。

おすすめポイント
  • パソコンやスマートフォンの操作に不慣れでも電話で直接相談できる
  • 専門のオペレーターが口座開設から取引まで丁寧に案内してくれる
  • 創業100年を超える歴史があり長年の実績に基づく信頼感がある

画面の操作方法が分からず、間違ったボタンを押してしまわないかと不安になる方は少なくありません。

そのような悩みを解消するため、専門のオペレーターに直接電話で質問できる窓口が用意されています。

充実したサポート体制があるため、ネットでの手続きに不慣れなシニア世代の方でも迷わずに取引を進められます。

老後の資金づくりに向けて投資を始めたいけれど、誰にも相談できずに立ち止まっている方には心強い味方となるでしょう。

疑問点があればすぐに解決できる環境を整えて、安心して資産運用をスタートさせてください。

オリックス銀行は預金金利を重視したい方にとって比較候補に入れやすい

オリックス銀行は、投資に踏み切れないものの、少しでも高い利息を受け取りたい方に適したネット銀行です。

おすすめポイント
  • 実店舗を持たないため一般的な銀行よりも高い預金金利を実現している
  • 預入期間の選択肢が多く資金の用途に合わせて柔軟に設定できる
  • 投資による元本割れのリスクを避けつつ少しでも有利に資金を増やせる

ネット銀行とは、実店舗を持たずにインターネット上で取引を完結させる銀行のことです。

店舗の維持費や人件費がかからない分、そのコストを預金金利に上乗せして利用者に還元する仕組みが整っています。

今までメガバンクに預けっぱなしにしていた方にとって、金利の差は将来的に大きな違いとなって表れるでしょう。

例えば、まとまった退職金やマイホームの頭金など、絶対に減らしたくない資金の保管場所として非常に優秀です。

当面使う予定のないまとまった資金がある場合は、少しでも条件の良い預け先への変更を検討してみてください。

※金利は変更されるため、預け入れ前に公式サイトの最新金利を確認しましょう。

UI銀行は短期の定期預金があり待機資金の運用先として活用できる

UI銀行は、数ヶ月単位という短期の定期預金を提供しており、資金を柔軟に動かしたい方にとって選択肢の一つになります。

おすすめポイント
  • 1ヶ月や3ヶ月といった非常に短い期間から定期預金を利用できる
  • 資金を長期間拘束されないため急な出費にも対応しやすい
  • スマートフォンアプリで手軽に口座管理や取引が完結する

長期間お金を引き出せなくなるのは困ると感じている方でも、この仕組みなら無理なく利用できるはずです。

投資に回すタイミングを待っている手元のお金、いわゆる待機資金の預け先として非常に役立ちます。

例えば、半年後に車を買い替える予定がある場合、それまでの短い期間だけでも利息を受け取ることが可能です。

少しの間だけ使わないお金が手元にあるなら、普通預金に放置せず、短い期間で効率よく管理しましょう。

ご自身のライフプランに合わせて、最適な期間を選んで資金を有効に活用してください。

定期預金を解約して別の運用に切り替える際の注意点

定期預金から別の資産運用へシフトしようと検討している方も多いかもしれません。

現在の資金をより効率的に活用して将来に備えたいと考えるのは当然のことです。

ただし、安易に資金を移動させると想定外の不利益を被る可能性があります。

切り替える際の注意点まとめ
  • 中途解約するとペナルティとして中途解約利率が適用される
  • 日銀の金利政策変更による最新の金利動向を確認してから判断する
  • ペイオフ対策として決済用預金や複数行への分散管理を検討する

例えば、解約のタイミングを間違えることで本来受け取れるはずだった利息が減ってしまうケースなどです。

以下では、資金を別の運用方法に切り替える際に押さえておくべきポイントを詳しく解説します。

中途解約するとペナルティとして中途解約利率が適用される

定期預金を満期が来る前に解約する場合、適用される金利が大きく下がる点には注意が必要です。

手元のお金が急に必要になり、計画通りにいかないと焦ってしまうこともあるでしょう。

中途解約利率とは

定期預金を満期前に解約した際に適用される、当初の約束よりも極めて低い金利のことです。

中途解約すると、本来受け取れるはずだった利息の大部分を失ってしまうことになります。

実際に途中で解約手続きを行うと、当初約束されていた金利ではなく中途解約利率という極めて低い金利で再計算されます。

そのため、利息の大部分を失ってしまうと言えるでしょう。

例えば、満期まであと数日というタイミングで慌てて解約してしまうと、非常にもったいない結果になります。

もちろん、より条件の良い投資先に早く資金を移して運用を始めたいという事情もあるはずです。

現在の契約内容と満期日をしっかりと確認し、本当に今すぐ解約すべきタイミングなのかを慎重に判断してください。

資金を別の金融商品に移動させる前に、世の中の金利がどのように変化しているのかを把握しておく必要があります。

長年低い水準のままだった金利が、日銀の政策変更によって徐々に引き上げられる傾向にあるためです。

金利動向を確認する理由
  • 日銀の政策変更により金利が徐々に引き上げられる傾向にあるため
  • 金利が上がる直前に解約すると金利上昇の恩恵を受けられなくなるため
  • 条件が良くなった定期預金に一部を残す選択肢も有効なため

実際に多くの銀行が定期預金の金利を見直し始めており、以前よりも有利な条件で預けられるようになっています。

ニュースなどで金利上昇の話題を耳にして、自分の預金はどうなるのかと気になっている方も多いはずです。

例えば、金利が上がる直前に解約して別の金融商品に乗り換えてしまうと、今後の金利上昇の恩恵を受けられなくなります。

すべてのお金を投資に回すのではなく、条件が良くなった定期預金に一部を残すという選択肢も有効です。

最新の経済ニュースや各銀行の金利情報をこまめに確認し、資金を動かす最適なタイミングを見極めましょう。

(参考:日本銀行

ペイオフ対策として決済用預金や複数行への分散管理を検討する

大きな金額を動かす際は、金融機関が破綻したときのリスクをあらかじめ考慮しておくべきです。

大切な資産を預けている銀行に万が一のことがあったらと不安に感じるのは当然の心理です。

決済用預金とは

利息は一切つきませんが、預けた金額が全額保護される預金口座のことです。

1000万円を超える資金を一時的に保管する際のペイオフ対策として有効な手段となります。

日本の金融制度にはペイオフという仕組みがあり、1つの金融機関で保護されるのは元本1000万円とその利息までと定められています。

そのため、1000万円を超える資金を1つの銀行に預けたままにしておくと、破綻時に全額が戻ってこない可能性があります。

例えば、家を売却した資金や退職金などを一時的に保管する場合、複数の銀行に口座を分けて預け入れるのが基本です。

また、利息は一切つきませんが預けた金額が全額保護される決済用預金という口座を利用するのも一つの有効な手段です。

ご自身の総資産額を正確に把握し、いざという時に困らないよう適切な分散管理を行ってください。

定期預金に関するよくある質問

定期預金の運用や見直しを進める中で、細かな疑問を抱く方は少なくありません。

お金の管理は将来の生活に直結するため、些細な不明点でも不安に感じてしまいますよね。

このセクションでは、インフレによる影響や退職金の扱いなど、多くの方が直面する悩みについて回答をまとめました。

疑問を放置したまま資金を動かすと、後になって想定外の損失を被るリスクが高まります。

実は、正しい知識を身につけるだけで、資産の目減りを防ぎつつ効率的な管理が可能になります。

例えば、長期間放置してしまった口座の扱いや、ネット銀行の保護制度に関する知識は、いざという時に役立ちます。

以下では、それぞれの疑問に対する具体的な対処法や考え方を解説しますので、ご自身の状況と照らし合わせて確認してください。

Q. 定期預金に預けたまま放置するとどうなりますか?

満期を迎えた際の取扱いは、契約時の設定によって自動継続されるか普通預金に振り替えられます。

自動継続特約という仕組みが設定されていれば、特別な手続きなしで同じ期間の運用が繰り返されます。

自動継続特約とは

満期時に特別な手続きなしで、同じ期間の運用が自動的に繰り返される仕組みのことです。

複利の効果を得られる反面、より条件の良い金融商品へ乗り換える機会を逃してしまうデメリットがあります。

満期時に元本と利息を合わせて再び預け入れるため、複利の効果を得られる点は一つの強みだと言えるでしょう。

一方で、より条件の良い金融商品へ乗り換える機会を逃してしまう点は大きなデメリットになります。

例えば10年前に預けた資金が、当時の低い金利のまま更新され続けているケースは決して珍しくありません。

額面上の金額が減ることはありませんが、物価上昇の影響で実質的な価値が低下するリスクが伴います。

ご自身の資産を適切に管理するためにも、定期的に金利や満期のタイミングを確認する習慣をつけましょう。

Q. インフレ率と預金金利の差分による目減り額はどのくらいですか?

現在の預金金利では物価上昇のペースに追いつけず、実質的な資産価値は年々減少していくと言えます。

例えば2026年4月の全国消費者物価指数は前年同月比1.4%上昇しています。(参考:消費者物価指数|総務省統計局

一方、同年6月時点のメガバンクの1年定期預金金利は年0.4%程度のため、税引き後では物価上昇率を下回る可能性があります。(参考:円預金金利|三井住友銀行

インフレによる目減りとは

物価が上がることで、相対的にお金の価値が下がる現象のことです。

例えば100万円を預けていて物価が2%上がった場合、100万円の購買力は約98.0万円相当に低下します。

もちろん口座の残高自体が減るわけではありませんが、将来的に同じ金額で買えるものは確実に少なくなります。

資産を守り抜くためには、目減りするリスクを正しく認識し、インフレに強い運用先を組み合わせる必要があります。

ご自身の保有資産の一部を、投資信託などの成長資産に振り分けることを検討してみてください。

Q. ネット銀行の定期預金は店舗型銀行よりも安全ですか?

どちらの金融機関も預金保険制度の対象となるため、資金の保護という点では同等だと言えるでしょう。

万が一金融機関が破綻した場合でも、元本1000万円までとその利息は預金保険制度によって保護される仕組みが整っています。

預金保険制度の対象

店舗型銀行でもネット銀行でも、預金保険制度の対象として保護される範囲は全く同じです。

万が一金融機関が破綻した場合でも、元本1000万円までとその利息は国によって保護されます。

そのため、実店舗の有無が預金の保護機能に直接的な影響を与えることはありません。

例えば普段使っているメガバンクでも、新しく開設したネット銀行でも、この保護される範囲は全く同じです。

実は、ネット銀行は人件費や店舗の維持費がかからない分、金利が高く設定されやすいという特徴があります。

ただし、ネット銀行は対面でのサポートを受けられないため、パスワードの管理などはご自身で徹底しなければなりません。

ご自身のインターネット操作への慣れや、希望する金利の条件を比較して選ぶことをおすすめします。

Q. まとまった退職金は定期預金と投資のどちらに回すべきですか?

全額をどちらか一方に偏らせるのではなく、目的や使う時期に応じて分割して管理するのが基本的な考え方の一つです。

退職金は老後の生活を根底から支える重要な資金であるため、守りと攻めのバランスが欠かせません。

退職金の管理のポイント
  • 全額をどちらか一方に偏らせず分割して管理する
  • 直近の生活費や家の修繕費は預金に残す
  • 10年以上使わない資金のみを運用に回す

一度に大きな金額を手にしてしまうと、気が大きくなってリスクの高い商品に全額を投じたくなる方もいらっしゃいます。

しかし、運用で元本割れを起こして老後の生活設計が崩れてしまう事態だけは絶対に避けるべきです。

例えば直近の生活費や家の修繕費は預金に残し、10年以上使わない資金のみを運用に回すのが一つの目安となります。

退職してすぐに焦って資金を動かす必要はありませんので、まずは冷静に家計の状況を把握してください。

ご自身のライフプランや将来の目標に合わせて、慎重に資金の配分を決定しましょう。

まとめ:定期預金はおすすめしないわけではない!目的別に使い分けよう

定期預金は決して無駄なものではなく、目的に応じて投資と組み合わせることが、資産形成の基本的な考え方です。

ネット上の否定的な意見を目にして不安に感じるかもしれませんが、預金と投資ではそもそも果たすべき役割が異なります。

物価上昇によってお金の価値が下がるインフレリスクがあるため、資産を大きく増やす目的には適していません。

しかし、元本割れを防いで資金を確実に守るという点においては、非常に有効な選択肢となります。

例えば、突然の病気や失業に備える生活防衛資金などは、定期預金で手堅く管理するのが賢明な判断です。

数年以内に使う予定のある車の購入費用や子供の教育費なども同様に、減らしてはいけないお金として預金で保有しておくべきでしょう。

一方で、老後資金まで預金だけで管理してしまうと、物価上昇の波に対応できない点には注意が必要です。

長期的に使わない余剰資金については、非課税制度を活用して運用へ回すことをおすすめします。

ご自身の年齢や今後のライフプランを改めて見直し、守るお金と増やすお金のバランスを整理してみてください。

定期預金と投資制度を上手に使い分けて、将来に向けた資産の最適化を進めましょう。

本記事は、定期預金や資産運用に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品・金融機関の利用や投資判断を推奨・保証するものではありません。預金金利、取扱商品、手数料、サービス内容は変更される場合があります。投資には元本割れのリスクがあり、運用成果は市場環境や個別事情により異なります。各商品の利用にあたっては、公式情報を確認し、ご自身の資産状況・投資目的・リスク許容度に応じて判断してください。

contact

お問い合せ